【なるにぃ『視界の縁』5000万円クラファン炎上事件を時系列で徹底解説】〜完成度3%の裏付け、ゴブロー(マサ兄)の実在証明、そして不透明な4000万円の行方〜

5000万円もの大金を集めたゲーム開発プロジェクトが、完成度わずか3%で暗礁に乗り上げている。そんな衝撃的なニュースを耳にしたら、あなたはどう感じるでしょうか。

今回紐解いていくのは、登録者60万人を誇る人気YouTuber・なるにぃ氏が立ち上げたゲーム『視界の縁(地の口)』のクラウドファンディング(インターネットを通じて不特定多数の人から企画への支援金を募る仕組み)を巡る騒動です。10月23日に公開された最新の進捗動画を受け、視聴者から「一体何が起きているのか解説してほしい」という熱い要望が殺到しています。

本来なら2024年6月に完成しているはずだったこのゲームは、度重なる延期を経て、いまだに形になっていません。それどころか、2025年末の動画で相棒のディレクター(現場の制作総指揮者)であるゴブロー氏の脱退が発覚し、専門家が中身を調べたところ「良くても3%しかできていない」という事実が明るみに出たのです。5000万円を使ったのに、6割完成しているというゴブロー氏の言葉を信じて騙されていた――それがなるにぃ氏の主張でした。

ところが、最新の謝罪動画はコント風の演出が盛り込まれ、あろうことか新しくシナリオ監修に就いた人物の新作ゲームの宣伝まで挟まれるというハチャメチャな内容だったのです。コメント欄の80%が「そもそも怖えよ」といったツッコミで埋まるのも無理はありません。

実のところ、私のチャンネルとなるにぃ氏のチャンネルは視聴者層が重なっており、Twitter(現X)でも5万円プランを支援した方を含め、多くの方から疑問の声が寄せられています。私は1月の動画を出した直後、ある関係者から内部事情を記した長文メールを受け取り、さらなる炎上を避けるためにずっと封印してきました。しかし、なるにぃ氏が「全部話す」と宣言しながら説明不足で視聴者を混乱させている以上、もう隠しておくわけにはいきません。

時系列を整理し、関係者の証言や客観的な報告書を照らし合わせることで、あなたの中にあるこの事件の印象は180度覆るはずです。


時系列で辿る「5000万円クラファン」の軌跡とゴブロー氏の正体

まずは、複雑に絡み合った出来事を時系列に沿って振り返ってみましょう。この流れが頭に入っているかどうかで、事件の見え方がまったく変わってきます。

  • 2023年2月:なるにぃ氏がクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で支援を募り、3,851人から総額5,085万1,500円を集める(完成予定は2024年6月)。
  • 2024年5月:完成予定の前月に延期を報告し、「1年以上の長期戦になる」と発言。
  • 2025年6月:1年ぶりの進捗報告で「ゴブロー氏が革命的なシステムを開発した。だからこそ今は見せられない」と発言し、30分近くの謎の紙芝居を流した後に「物語の筋だけは完成している」と報告。
  • 2025年12月31日:動画でディレクター・ゴブロー氏の脱退と、「ゲームのシステムは6割ほど完成と聞いている」と報告。
  • 2026年1月:外部の解析により、実際に動く部分は0〜1%、多く見積もっても3%に過ぎないことが判明。

この「完成度3%」という数字、単なる一方的な言い分ではなく紛れもない事実です。というのも、解析を依頼された複数の業者のうちの1社が、たまたま私の友人がなるにぃ氏に紹介した知り合いの会社であり、「2週間から1ヶ月程度でできる内容だった」という確かな裏付けが取れているからです。

なるにぃ氏は最新動画で、そもそもこの企画は自分が始めたものではなく、ゴブロー氏から「一緒にゲームを作らないか」と誘われたものだと初めて語りました。ゲームで一発当てたいゴブロー氏がディレクターを務め、シナリオで一発当てたいなるにぃ氏が脚本とプロモーションを担当し、契約書も交わさずに報酬を山分けする約束だったといいます。解析結果を聞く場面で「おかしいだろ、6年間も一緒に作ってさ。私はどこかで相棒が嘘をついていることに気づいていたんだよ」と嘆き、個人の資金から月5万円が限界だと返金の姿勢を見せる姿を見れば、誰だって「嘘をついたゴブロー氏が悪人だ」と思うのではないでしょうか。もっとも、月5万円のペースで5000万円をどう返すのかというツッコミは避けられませんが。

その一方で、具体的な経緯が語られないため、ネット上では「ゴブロー氏など実在せず、なるにぃ氏の別人格ではないか」という疑念まで渦巻いています。結論から言えば、ゴブロー氏という人物(中の人)は実在します。

ゴブロー氏は、なるにぃ氏がYouTubeを始めた頃に動画編集を申し出てくれた人物だと語られていますが、その証拠となるのが2021年頃から「マサ兄(マサニー)」名義で運営されていたYouTubeチャンネルです。その動画にはなるにぃ氏が実写で出演している上、声もゴブロー氏と似ています。決定的なのは、なるにぃ氏の動画に一度だけモザイクと音声加工付きで登場した「実写版ゴブロー氏」の映像と、マサ兄氏の動画に映る服装、デスク周り、マイクの風防、そしてエアガンまでもが一致していることです。

さらに時計の針を2020年まで戻すと、なるにぃ氏が宣伝広報として関わり、同じくCAMPFIREで200万円を集めたものの、炎上して謝罪動画を出した後に触れられなくなり現在も発売日未定となっているソウルライクゲーム(高難易度のダークファンタジー系アクションゲーム)『アンリターニー』に行き着きます。当時そこに関わっていた「マサル」という人物が、ネット上ではマサ兄氏でありゴブロー氏ではないかと言われてきました。

2025年12月31日に公開された3時間超えの脱退報告動画は、概要欄によると本来9月に出す予定だったとのことで、実際の決別はその1〜2ヶ月前(7〜8月頃)と推測されます。そこから「6年間一緒に作った」という言葉通りに6年遡ると2019年になるため、『アンリターニー』の時代も含めた古い仲間であることは間違いありません。ただし、元々は「マサ兄」という人物であり、名前と姿を変えた「転生VTuber」のような存在とも言えるため、ゴブローという人物が実在するかという疑問は半々といったところでしょう。また、概要欄には「現場のプロだから任せた」と書かれていましたが、YouTuberの動画編集や沖縄で生き物系YouTuberをしていた活動内容を見る限り、ディレクターとして雇われてゲームを1本世に出したような「現場のプロ」には到底見えず、言い訳っぽく聞こえてしまいます。


封印していた関係者の証言と、完成度3%の裏に隠された真実

では、なぜ2年半もの間、なるにぃ氏は開発の実情が見えないまま騙され続けていたのでしょうか。「現場から弾き出されて進捗報告ももらえず、6割できているという言葉を信じてシナリオに専念していた」という説明を聞くと、どうやってそんなに長く丸め込まれていたのか不思議に思いませんか。

ここで、私が1月の動画を出した後にプロジェクト関係者(ゴブロー氏本人ではありません)から受け取った、ひっくり返るような長文メールの内容を1つだけ明かします。驚かないで聞いてください。そもそも開発を止めていたのは、なるにぃ氏本人だったのです。

一体どういうことなのか。メールによると、クラウドファンディングが終了した2023年3月、いざ開発をスタートしようとした時に、なるにぃ氏から「世界観が変わる可能性があるから、シナリオが決まるまでは仕様(ゲームのルールや設計図)を固めるな」という指示が出て開発が止められていたといいます。

いつまで止まっていたのかといえば、なんと2025年5月までです。本来の完成予定である2024年6月を大幅に超過したこの頃に、「いつまでも進まない」と現場が揉め、なるにぃ氏が4年かけて書いていたシナリオが「まあまあできた」ということで、ゴブロー氏に開発を任せる形で決着しました。つまり、なるにぃ氏が「いろいろ口出ししていたら開発から締め出された」と語っているのは初期の話ではなく、2025年5月の出来事だったのです。時系列を省いて話すため、最初から蚊帳の外に置かれていたかのような印象を与えていただけでした。完成度3%というのは、2023年3月のクラウドファンディング用に、キャラクターや戦闘の一部など「見える部分」だけを作った動画の状態から、ほぼ何も進んでいなかったことを意味します。

もちろん、「なるにぃ氏がシナリオにこだわって開発を遅らせるはずがない」と思う方もいるでしょうし、一方的な証言を鵜呑みにするわけにはいきません。そこで私は3日間ほどかけて客観的な材料を集め、プロジェクトの中身をチェックした専門家・YK氏の報告書と照らし合わせました。

報告書には、次のような事実が記されていました。

  • 相当期間の間、プログラマーがプロジェクトにいなかった可能性を感じてしまう。
  • 未反映のスクリプト群(プログラムの指示書)も、2023年10月にインポート(取り込み)されたものである。
  • 2024年が最終編集日付となっているファイルが見当たらなかった。
  • ゲームに反映されているスクリプトが、およそ2025年5月頃に作成されている。

驚くべきことに、関係者のメール内容と何ひとつ矛盾しないのです。2023年4月以降ほとんど作業が行われず、仕様作成を止められていた2024年は丸ごと作業がゼロ。そして2025年5月頃に揉めてなるにぃ氏が弾き出され、ようやく仕様作成がスタートしたものの、7〜8月頃に再び揉めて決裂したため、仕様作成から作業までの時間はわずか2ヶ月程度しかありませんでした。実質的にクラウドファンディングが終わるまでの期間と、2025年の数ヶ月間しか作業時間はなかったのです。

報告書で「仕様書すら未完成」と指摘されているのも当然です。やろうとしているゲームの規模感からすれば、5000万円ではなく5億円は欲しいような内容であるにもかかわらず、2025年5月からようやく仕様をカチッとはめ込もうとしたのですから、完成しているはずがありません。

そもそも、私はこのゲームの仕様書が永遠に完成するわけがないと考えています。なぜなら、なるにぃ氏と現場サイドの間で合意が取れるはずがないからです。ゴブロー氏が言い出しっぺで、なるにぃ氏はシナリオと宣伝担当のはずなのに、動画の概要欄には「オーナー」と書かれ、これまでの動画でも「伝説のゲームを作る男」「凄まじいゲームを今から作る男」と、自分が主体であるかのようなテンションで語ってきました。「どちらが総合的に上か下かを決めずに開発を始めてしまった」と本人も振り返っていますが、そもそものゲーム内容に致命的な問題がありました。

皆さんは、『視界の縁』がどういうゲームか覚えているでしょうか。見た目は2D横スクロールのメトロイドヴァニア(探索型アクションゲーム)風で、実態としてはハクスラ(敵を倒して装備などを集めるゲーム)+敵のウェーブを防ぐ防衛ゲームだと言われています。しかし、開発チームとイメージを共有するために作られた動画(謎のオリジナルストーリー解説や紙芝居)を確認すると、戦闘がカットされたオープニングだけで20分もあり、2Dキャラを動かしてひたすら会話を聞く構成になっているのです。クラウドファンディングのページにも「シナリオ特化型アクションゲーム」と書かれている通り、実態は極端な「ムービーゲー(映像や会話を見る時間が大半を占めるゲーム)」なのです。

例えば『ファイナルファンタジー』のようなゲームを作るとして、文字だけの台本を渡されても、現場は3Dモデルをどう動かし、カメラワークや演出、表情をどうすればいいか分かりませんよね。ドラマなら脚本家と監督が分業しますが、なるにぃ氏の脚本をゲームにするには本人の細かい演出指示が必要であり、それが「棒人間のイラストになるにぃ氏が吹き替えボイスをつけた動画(シナリオスクリプトに落とし込むための指示書)」だったのです。2025年6月の時点でテキストのシナリオはほぼ完成していたものの、オープニング20分の指示書を作るだけで、なるにぃ氏は魂を削って約半年もの時間を費やしていました。プログラマーはそこからようやく作業を始め、動きを作ってなるにぃ氏とすり合わせ、何度も修正を重ねなければなりません。

もっと恐ろしい話をしましょう。2025年末のディレクター脱退動画では、新たなクリエイターを募集するために3時間にわたるストーリー動画が公開されましたが、こちらはイラストレーターの絵と大量の生成AIイラストの背景にナレーションをつけただけで、指示書の体裁にすらなっていません。しかも、この3時間は主人公がかつて「ルーニャ」だった頃の時代を紹介するプロローグを含んだ「前日譚」であり、なんと本編ではないのです。本編がどれほどの長さになるかは計測不能です。

さらに、熱心な一部ファンが気づいている通り、ストーリーや根本の世界観がコロコロ変わっています。

  • 2025年6月段階:禁忌の権能の力を宿した「願いの泉」を巡って2つの国が戦争し、兵士を投げ込んで不死の軍団を作った世界観。主人公は妹の目を治すために姉妹で泉へ行くが、そこには泉がなく小さな万華鏡を拾うという物語。
  • 2025年12月段階:「願いの泉」が消え、黒髪の人間が人扱いされず、黒髪しか生まれない種族「夜人(野人)」が迫害されており、夜人狩りをする不死皇帝が北の国に攻め込むという世界観に変更。
  • その後の小説版:再び「願いの泉」がある6月版のバージョンに戻りつつ、12月版の登場人物も混ざっている状態。

①事実上のムービーゲーであること、②脚本からゲーム内の動きを指示する作業に膨大な時間がかかること、③完成予定日を過ぎた2025年後半になっても根本の世界観が変わり続けていること。この3点を踏まえれば、「世界観が変わるかもしれないから仕様を作られては困る」となるにぃ氏が開発を止めていたという話は、驚くほど腑に落ちるのではないでしょうか。

そして、これはなるにぃ氏本人の証言とも完全に一致します。彼は動画で「小規模なインディーズゲームを作りたい開発部の反対を押し切って、俺ら伝説のゲームを作るとわめき散らした結果ここに至った」と語っています。自分を「船長がいなくなったコック」と表現していますが、客観的に見て彼こそがプロデューサー兼シナリオライターという「船長」です。

2024年5月の延期動画でも、「なぜ横スクロールは左右にしか動けないのか、アイテム画面を開くとぜ止まるのか、あらゆるゲームシステムすべてに言い訳がつく複雑な世界観を作るために開発が遅れている」と語っていました。世界観で説明できないシステムは採用できないのですから、世界観が決まらない限り仕様を決められないのは当然です。

さらに最新動画の4分41秒からは、ゴブロー氏から届いた「本気のクレーム」の内容を自ら明かしています。「なるにぃのせいで一生ゲーム開発が進まない。出してくるアイデアはすべて素人の思いつき(例:ヒロインの女の子に生き生きとしたリアル感を出したいから、ゲーム中にヒロインのうんこタイムを実装しよう等)。ちんたらしていたらプレイヤーが飽きるムービーゲーになってしまう(実際、プレイ時間の80%くらいムービーを見ているようなゲームですが)。知識もないのにゲーム開発を舐めている。何度もスケジュールと進行具合を確認してくるが、今進んでいないのはお前のせいだ。作ってはやり直しで全部時間の無駄になる。要望は一旦聞くから、今後は互いの仕事に口を出さないようにしてほしい。これが最後の警告だ」と突きつけられたというのです。

つまり、「クラウドファンディング終了後からシナリオ完成まで仕様作成を止められていて何も進まず、動き出したのは2025年からだった」という関係者の証言は、なるにぃ氏本人の過去の動画や発言とも何ら矛盾しないことが証明されました。


消えた4000万円の行方と、プロジェクトが取るべき道

ここまで読むと「なるにぃ氏が全面的に悪いのではないか」という感情になるかもしれませんが、まだ大きな疑問が2つ残っています。なるにぃ氏はどこまで騙されていたのかという点と、最大の謎である「お金の流れ」です。

ウェブメディア「ノアルピックス」に掲載された、プロジェクトに関わっていたVTuber・オルソナー氏の取材記事(なるにぃ氏も内容確認済み)を見ると、お金の使い方の一端が見えてきます。2022年12月中旬から2023年4月末までの期間(記事内では約7ヶ月間と記載)に、次のような作業で合計179万5,000円の報酬が支払われていました。

  • なるにぃ氏のシナリオを聞いてゲーム仕様を資料化、スケジュール管理、開発周りの雑務
  • シナリオプロット・シナリオフロー作成、仕様作成、ゲーム機能の洗い出し
  • 動画作成スケジュールを含めたスケジュール管理、外部の人とのやり取り、動画の投稿前チェック
  • クラファンサイトの作成補助、プレスリリースの作成補助、他作業担当者の成果物の確認、クラファンの開発日記

これを見て、「自分の貯金からもお金を入れていた」と語る一方で、ゲームと関係ないYouTube動画の作成や投稿前チェックまで混ざっているのはどういうことなのかと思わざるを得ません。そもそもコアメンバーが数人しかいないのですから、作家の本のように編集者に丸投げせず、資料作成やスケジュール管理くらい自分たち、特にディレクターがやるべきではないでしょうか。

なるにぃ氏は最新動画で「開発を始めて1年経っても動くものが上がってこず、6割という言葉も鵜呑みにはしておらず、良くても3〜4割が関の山だと思っていた」と語る一方で、ゴブロー氏から「お前のせいで進まない、作ってはやり直しだ」と言われたとも語っており、時系列を省くせいで話が大きく矛盾しています。冷静に考えて、シナリオが未完成のシナリオ特化型ゲームが「6割できている」などあり得ません。同居していた説もあるほど近い友人だった2人のやり取りはブラックボックスであり、本当に騙されていたのかはやり取りが公にならない限り誰にも分かりません。

そして何より不透明なのが、4000万円の行方です。専門家の報告書には「なるにぃ氏の説明によって、少なくとも4000万円をディレクターとプログラマーに渡した」と書かれています。手元に1000万円が残り、オルソナー氏への約180万円やドット絵師などクリエイターへの外注費、さらにはなるにぃ氏の自腹もあったとされていますが、言い出しっぺで利益を山分けする立場だったはずのゴブロー氏が人件費を受け取り、揉めて抜けた後に「なるにぃ氏1人が返金する」というのはどう考えても不自然です。

ゴブロー氏は制作物の権利を手放してなるにぃ氏に渡したそうですが、その中身は完成度3%で、あと数年はかかりそうな代物です。もし「6割できているから権利を全部渡して抜ける、ただし返金もしない」という条件で引き渡したのだとすれば、完成度3%だった時点で詐欺のようなものです。そもそも2024年はほぼ稼働していないはずなのに、4000万円プラスアルファが溶けるほどの仕事量や動きがあったとは到底思えません。この点について関係者に質問メールを返信してみましたが、返事がないため真相は不明のままです。

結局のところ、ゴブロー氏だけが悪の根源というわけではなく、プロジェクト失敗の根本原因はなるにぃ氏にあります。2D横スクロールで表現するなら、普段なるにぃ氏が解説しているソウルライクゲームのように、アクションをベースにして落ちている資料や短いセリフからプレイヤーに世界観を考察させる作り方にすべきでした。それをゲームのシナリオ作りを理解しないまま小説のような長大な会話劇を4年かけて書き、システムで評価されたいゴブロー氏とシナリオで評価されたいなるにぃ氏が混ざった結果、5000万円では到底実現できない規模に膨れ上がってしまったのです。とはいえ、ディレクターの仕事はゲームを完成させることであり、納品物のクオリティがすべてですから、完成度3%ならそれがゴブロー氏の仕事の結果です。4000万円をお互いの給料として同額山分けしたなら五分五分の責任ですし、なるにぃ氏が1円も受け取らずゴブロー氏ががっつり受け取って喧嘩を機に逃亡したのなら、ゴブロー氏が7〜8割悪いことになります。

今後どうすべきかといえば、まずクラウドファンディングのプロジェクトは失敗したのですから、一旦清算して明確に返金すべきです。そもそもゲームのシステムはゴブロー氏が考えたものであり、なるにぃ氏がそれを作り切れるわけがなく、ジャンルを「探索型の横スクロールアクション」に変えた時点で別のゲームになっています。1からやり直すべきですし、ゴブロー氏も本当に「革命的なシステム」を開発したのなら、なるにぃ氏のシナリオではない新作を作って支援者に無料で配るくらいのことはすべきでしょう。

ちなみに、Twitterで「炎上しているのに、なぜゲーム開発会社と最終審議段階に進んだりシナリオ監修がついたりするのか」という質問をいただきましたが、ぶっちゃけて言えば、今のゲーム業界の下請け会社は本当に仕事がなくて暇なのです。以前別の動画でも話しましたが、暇な社員をクビにするか、適当にゲームを作らせるかの二択しかなく、ゼロから作るよりは知名度のあるYouTuberと組んだ方がまだワンチャンあると考える潰れかけの会社が多いというのが実情でしょう。

自分のYouTube動画を適当に作って炎上する分には自由ですが、クラウドファンディングでお金をもらった以上は「仕事」です。2人ともあまりに素人すぎたというか、根本的にグループワークや納期を守る仕事に向いていませんでした。もしどうしても返金したくない、ちゃんと作って出したいというのであれば、2023年と2026年では開発環境がまったく変わっており、重たいアセット(イラストや音声などの素材)の部分も含めてAIを活用できる時代なのですから、なるにぃ氏が自分1人でゲームを作ればいいと思います。

本人が時系列に沿って説明せず、情報を小出しにしたり概要欄に長々と書いたりするからこそ、「架空のゴブローという存在を作って金を持ち逃げしようとしている」といった憶測まで生まれています。第三者の視点から内情を整理する役割はこれで果たしました。ここから先は、2人しか知らない「お金の流れ」と「直接のやり取り」が出てこない限り誰にもジャッジできません。過去の動画をネタにした罪滅ぼしとして、必要なら私のチャンネルや外部企業との間を1円もいただかずに取り持っても構いませんので、支援者が納得できるだけの真実が明かされることを願っています。