「毎月、いくら自由にお金を使えたら幸せですか?」
もしこう聞かれたら、あなたならいくらと答えますか? 動画の後半、証券会社から引退後のゴールを問われた岡本さんが、ふとナカイドさんにこの質問を投げかけます。ここから始まる二人の「金銭感覚のズレ」をめぐるトークは、まるでコントのような面白さと、大富豪ならではの奇妙なリアルに満ちていました。
今回は、思わずクスッと笑ってしまう、桁外れのセレブエピソードを覗いてみましょう。
月100万円の幸せ、月2500万円の現実
ナカイドさんの答えは、「月に100万〜150万円を自由に使えたら最高に幸せ」というものでした。私たち庶民からすれば、月にそれだけのお金があれば大抵の夢は叶いそうです。
ところが、岡本さんはすぐさまツッコミを入れます。「100万ぽっちじゃ、後輩と良いご飯に行ったら割り勘になっちゃうやん!」
これにはナカイドさんも「月100万あったら割り勘なんてしませんよ!」と笑いながら猛反発。ごく一般的な感覚を持つナカイドさんと、大富豪の岡本さんとの見事なすれ違いです。
では、当の岡本さんは毎月いくら使っているのでしょうか。
なんと、毎月5000万円を投資に回し、生活費だけで「月2500万円」を使っているというのです。まさに桁違い。
岡本さんは、引退して収入が減った後、この生活をどう維持すればいいのかと真面目に悩んでいるそうです。しかし、ナカイドさんからは「年間3億円あれば今の生活は維持できるし、そもそも岡本さんの資産規模なら使っても減らないんだから悩む必要ないでしょ」と、冷静な(そして少し呆れた)ツッコミを入れられていました。
「2000万円のメロン」と魔法の錬金術
莫大な資産を持つ岡本さんのもとには、どうしても「お金を貸してほしい」という人が集まってきます。中でも爆笑を誘ったのが、ある映画監督のエピソードでした。
その監督は、手土産に成城石井の高級メロンを持参してやって来ました。岡本さんが「このメロン、いくらすると思う?」と尋ねると、監督は自分の希望する借入額を口にします。「……2000万円です」。
岡本さんは「成城石井のメロンって2000万もすんねんな」と笑い飛ばし、本当にその額を貸してあげたそうです。(ちなみに映画はヒットし、お金は無事に返ってきたとのこと。ホッと一安心ですね)。
この話を聞いたナカイドさんの返しが秀逸でした。
「じゃあ、岡本さんの家に集まったメロンを僕が回収して、『これを持っていけば確実に2000万円借りられるメロン』として1000万で転売すればいいんですね!」
これには岡本さんも大笑い。
ナカイドさんの商人魂が垣間見える瞬間でした。
豪邸の罠。持ち家なのに毎月400万円の出費
さて、そんな岡本さんは現在マレーシアの豪邸に暮らしています。普通、家を買い取ってしまえば、あとは税金くらいで済むと思いませんか?
答えは「ノー」です。
驚くべきことに、この豪邸は維持するだけで「毎月400万円」がかかっています。
広すぎる敷地を手入れする庭師、プールの水質管理、高額な現地の水道光熱費、そして雨漏りなどの絶えない修繕費。岡本さんは「儲かってもいないのに大家業をやっているみたいだ」と、すっかり疲弊している様子でした。
結局、近くに月100万円の「手頃な(?)」家を借りて引っ越し、この豪邸は売却する計画を立てているそうです。家は広ければいいというものではないのですね。
540万円の極上ベッドより、愛しのソファ
豪邸の中の金銭感覚も、私たちの想像を軽々と超えていきます。
来客用のベッドですら、1台70万円。そして、岡本さん自身の主寝室に鎮座するキングサイズのベッドは、なんと「540万円」もする超高級品です。高級車が買えてしまう値段のベッド。さぞかし素晴らしい夢が見られるのでしょう。
しかし、ここで衝撃の事実が発覚します。
岡本さんは今、その主寝室をパートナーに譲り、自分は「ツリーハウス」と呼んでいる別室のソファベッドで寝ているというのです。
「羊の毛皮(ムートンマット)を敷いて寝ると、夏は涼しくて冬は暖かくて最高なんや!」と熱弁する岡本さん。
540万円のベッドを放置して、ソファと毛皮を愛用する大富豪。
高級ベッドの存在意義とは一体……。
こんな人間臭いギャップも、岡本さんの魅力の一つかもしれません。
引退へのカウントダウンと身辺整理
生活をスリム化していく計画は、日本でも進んでいます。
岡本さんは東京滞在時の拠点として、渋谷の高級タワーマンション「ラ・トゥール」に部屋を借りていました。間取りは2LDKで、お家賃はなんと月額90万円。
しかし、広さの割に家賃が高すぎることや、本格的な引退に向けた身辺整理のため、今年の11月末には解約すると語っていました。月2500万円を使っていた大富豪が、少しずつ身軽になっていく過程は、どこか不思議な感慨深さがあります。
月100万円の生活を夢見る私たちと、月400万円の家の維持費に悩む岡本さん。
お金はたくさんの自由をくれますが、同時に「広すぎる家」や「お金を借りに来る人たち」といった、新しい面倒も連れてくるようです。
もしあなたに使い切れないほどのお金があったら、どんなベッドで眠り、どんな家に住みたいですか?