「EVブームは政治と投資マネーが作った部分が大きい。企業はそれに従わざるを得なかった。でもルールが変わると産業が壊れる」


「こういうときに、民間企業を防衛する意味でもないんですが、民間企業ってやっぱりルールメーカーであるお国とか、支援いただいている投資家の声は聞かざるを得ないと思うんです。そういう中において、世の中の動きが、そうだったじゃないですか。ビーイーブイ(BEV)、ビーイーブイってね。逆にビーイーブイじゃなくて、お客さんを見ていたトヨタがどちらかといえばバッシングを受けただけの話でね。ちゃんと世の中のルールに則っていた会社が、ほとんど今赤字で苦しんでいる。やっぱり自動車業界ってOEM単体だけじゃなく、そこを支える支援先さん、売りの現場を支える販売店さん、とにかく多くの方で成り立つ総合産業なのです。やっぱり僕、こういうね、ルールがコロコロコロコロ変わる。やっぱり政治のリーダーシップをしっかりお願いをしたいなと思います。投資家も長期的目線での投資、民間の事業が持続的かつみなさんの笑顔につながるようなことであるようにお願いをしたいなというふうに思っています」

これは、豊田章男(トヨタ会長)がよく語るタイプの発言にかなり近い内容で、要点を整理すると次のような主張です。


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要旨(わかりやすく整理)

① 民間企業は完全に自由ではない

民間企業は

国(ルールメーカー)

投資家


の意向を無視できない。

つまり企業は
「市場」だけでなく「政治・金融」も見て経営しているという現実がある。


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② EVブームの例

最近の自動車業界では

世界的に BEV(バッテリーEV)推進の流れ

政治・投資家・ESGの圧力


があった。

その結果

多くのメーカーがBEVへ急激に投資

しかし現在 赤字に苦しむ会社が多い



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③ トヨタは逆に批判された

一方で

トヨタ自動車 は

ハイブリッド

水素

EV

内燃機関



の全方位戦略を取った。

しかし当時は
「EVに消極的」として
バッシングを受けた。


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④ 自動車は巨大な産業

自動車産業は

OEM(完成車メーカー)

部品メーカー

販売店

整備

物流


など、何百万人も関わる総合産業。

だから
急激な政策変更は産業全体を揺らす。


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⑤ 言いたいこと(核心)

政治はルールをコロコロ変えるな

投資家も短期利益ではなく長期視点で見てほしい


そうしないと

企業も産業も持続的に成長できない

という主張。


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一言でまとめると

この発言は

> 「EVブームは政治と投資マネーが作った部分が大きい。
企業はそれに従わざるを得なかった。
でもルールが変わると産業が壊れる」



という自動車産業側からの警告ですね。


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もし興味あればですが、
この発言が出てきた背景には

欧州の 2035年エンジン車禁止政策

テスラによるEV革命

ESG投資ブーム


があります。

この問題、実は
「EVシフトは失敗だったのか?」
というかなり大きい議論につながっています。