リスミーとレンドルミンの違い

短時間型6〜10時間リスミー錠2mg/リスミー1mg
レンドルミン錠0.25mg
デパス錠0.5mg
エバミール錠1.0

半減期とは、薬を服用して、その血中濃度が半分になるまでの時間のことで、薬の作用する時間の目安です。

超短時間型の睡眠薬は、服用後30分以内に効果が現れるので、寝付きが悪い入眠障害の治療に向いています。しかし、グラフにあるように3~4時間後には効果がほとんどなくなってしまうので、中途覚醒などには使われません。

一方、長時間型のものは体内で分解される速度が遅いため、睡眠作用が朝までしっかり残ります。そのため早朝覚醒に効果があります。しかし長く作用する分、薬の影響が日中まで残り、眠気を感じることもあります。

リスミーとレンドルミンが同じ短時間型であり、レンドルミンの方が若干効き目が強いことがわかります。



リスミーもレンドルミンも同じ短時間型ですが、作用時間が異なります。そのため、適応する睡眠障害が若干変わってきます。

リスミーは中途覚醒や早朝覚醒に効果的!

リスミーはゆっくりと、服用後3時間ほどで血中濃度がピークに達します。
半減期は約10時間(8〜13時間)で、眠っている間も薬が作用するので、入眠障害にも効果はあり、特に中途覚醒や早朝覚醒の改善に向いています。

レンドルミンは入眠障害に効果的!

レンドルミンは即効性があり、服用後1~1.5時間後に血中濃度がピークに達します。つまり、薬を飲んでから約1時間で眠気が強くなるので、入眠障害に効果的です。
半減期は約7時間で、睡眠中も薬の効果が持続するので中途覚醒に対しても効き、早朝覚醒にもある程度有効です。

リスミーとレンドルミンのその他の違い

▪️副作用について
ほぼ同じ副作用です。
リスミー:眠気・残眠感、ふらつき、倦怠感等
レンドルミン:残眠感・眠気、ふらつき、頭重感、だるさ、めまい、頭痛、倦怠感等

▪️価格の違い
1mgならリスミー、2mgになるとレンドルミンの方が安価です。