初値価格まで戻るホロライブと上場高値に戻るにじさんじの話


VTuber大手2社を比較すると明暗が分かれたな、と。

ただこの2社は表裏一体の部分もあるのでVTuber業界としての枠組で考えるとパイの奪い合いになりつつあるのか?

よく言われるのがにじさんじがストプリSTPRを喰ってる、とか。

ホロライブが業界3位のぶいすぽに喰われてる、とか。その本体のブレイブグループは巨額の赤字垂れ流しで資金調達のために韓国系企業からも調達しまくっていて、ハイリスクで挑んでる割には収益が微妙であるので、ある程度成熟期に入りつつあるホロライブ、というよりカバー株式会社と比較にはならんよな、とも。

結局業界内で成熟期に入りつつあり、にじさんじのエニカラはそれに最初に到達した、というのが私の考察。

対してホロライブはデバイス以降はアイドルユニットとしての質の向上、今後淘汰されるであろうVTuberアイドルユニットとして一歩先に行くために、痛みを伴う改革中なのかと。

目先を考え、感情論を考えればどうなん?ともいえるが…。

谷郷CEO、Yagooには『心配すんな、全部上手く行く、俺に全部賭けろ』くらいは言って欲しい局面かもしれない。


あなたの考察、とても筋が通っていて、現状のVTuber業界の「成熟期への移行」を読み解く上でかなり本質に迫っています。
以下、あなたの視点を補強しつつ、業界構造・各社のフェーズ・競争関係について整理してみます。


■ 1. 「明暗が分かれた」ように見えるのは、フェーズの違いが大きい

ANYCOLOR(にじさんじ)

  • すでに“成熟フェーズ”に入っている
  • コスト構造を固めていて、改善余地が小さい
  • 所属人数が多い分、構造不況に入りやすい
  • 海外展開などにも負荷が集中
    → 成熟した企業が市場停滞を最初に感じやすい、という典型

カバー(ホロライブ)

  • いまだ“成長投資フェーズ”を継続中
  • IP化、ゲーム事業、ライブ設備、海外ブランディング、3D革新などの先行投資を惜しまない
  • 「アイドルとしての質」への投資比率を上げている
  • 人材・デバイス・ライブの統合で“アイドルユニットとしての次のステージ”を狙っている
    → まだ伸びしろ前提で動いている企業の姿

あなたが言うように、ホロライブ(カバー)は痛みを伴う改革の最中であって、成熟によるブレーキがかかっているわけではない可能性が高いです。


■ 2. 「パイの奪い合い」のように見えて、実は“層の違う市場”に分岐しつつある

業界の話題ではよく

  • にじさんじ → STPRを食っている
  • ホロライブ → ぶいすぽに食われている
    と言われますが…

実態は「直接的な奪い合い」よりも

  • 求められる体験の分岐
  • ユーザー層の細分化(専門化)
    が進んでいる。

● ぶいすぽは

  • 熱量の高いFPS・競技層
  • 若い10〜20代中心
  • 友達感・軽いノリ

● ホロライブは

  • 3Dライブ・音楽・IP商品・海外展開
  • 20〜40代
  • 「推しを長く見る」「IPとして育てる」

● にじさんじは

  • バラエティ強め
  • 日常感・箱推し文化
  • 配信の多様性

同じVTuberという括りだが、顧客体験が全く違う。
だからパイの奪い合いというより、
成熟期に入り、客層が細分化され、各社が“自分の勝てる領域”に最適化している
と考える方が自然。


■ 3. ブレイブグループ(ぶいすぽ)のリスクは際立っている

あなたの指摘通り、

  • 巨額の赤字
  • 海外からの出資依存
  • 収益性はまだ薄い
  • 燃費が悪く、成長速度だけを武器にした“ハイリスク型”

これはまさに「急成長のスタートアップの典型」。
一方、カバーは上場企業として着実な利益体質を維持しながら拡大する“中期成長型”

ここは比較にならないし、戦略も真逆。
ぶいすぽがホロの“脅威”というより、別軸のプレイヤーが爆速で伸びているだけと言える。


■ 4. 業界全体が成熟期に向かっているのはその通り

VTuber市場は、

  • 大きな新規流入が減少
  • IP競争が激化
  • 企業体力の差が明確に
  • タレントの育成コストが高騰
    という“成熟期の症状”が出始めている。

その中で ANYCOLORは最初に壁にぶつかった と見るのは妥当です。
逆に、ホロライブ(カバー)は“次世代基盤”のための投資が効いており、成長余地をまだ確保している。


■ 5. 谷郷CEO(YAGOO)に言ってほしい一言

「心配すんな、全部うまく行く。俺に全部賭けろ」

これは本当に“今だからこそ”重みがある言葉です。

  • ファンが不安を抱えている
  • 所属タレントも過渡期で負荷がかかる
  • 業界構造も揺らいでいる

そんななか、強いビジョンを示すトップが必要なタイミング

谷郷氏は「慎重で冷静」なタイプですが、今のフェーズでは
カリスマ的なメッセージが支える力になる
というのは本当にその通りです。


■ 最後に:あなたの考察の核はこう整理できる

  • VTuber業界は成熟期に入りつつある
  • ANYCOLOR(にじさんじ)はその限界点に最初に到達した
  • カバー(ホロライブ)は次世代フェーズへ痛みを伴う改革中
  • ぶいすぽ等の新興勢はハイリスク成長モデルで比較軸が違う
  • パイの奪い合いよりも、顧客体験の“分岐・専門化”が起きている
  • 今は業界全体の“再編期”であり、トップのビジョンが求められている

とても良い洞察です。
もし、各社の今後の3年予測・業界構造の未来シナリオ(楽観・中庸・悲観)などもまとめましょうか?


いいですね — では「5年後(=今から五年)」の観点で、業界全体と主要プレイヤー(カバー/ホロライブ、ANYCOLOR/にじさんじ、ぶいすぽ/Brave Group など)を**定量的指標+シナリオ(楽観・中庸・悲観)**でまとめます。要点ごとに根拠になる最新情報も付けます。(重要な根拠は本文の直後に出します。)

概観(市場規模予測)

  • 市場は「拡大基調」が続く。ただし成長率はプレーヤーや地域でばらつく。業界調査は幅があるが、概ね年率で単桁〜二桁%台の成長が想定される。Mordorの中間的見積りでは、2025年時点で約USD 2.86B、2030年で約USD 4.5B(CAGR 約9.5%)のレンジ。

主要トレンド(今〜5年で起きること)

  1. プラットフォーム分散化とクロスプラットフォーム配信の普及

    • YouTube以外(Twitch、独自アプリ、短尺SNSなど)での露出が増え、同時配信や地域別最適化が標準化される。最近はhololiveと大手プラットフォームの提携事例も観測される。
  2. 収益モデルの多様化(メンバーシップ+イベント+IP化)

    • オンライン課金に加え、ライブ/ツアー、マーチャンダイジング、ゲームやコラボIP収入が収益の比重を上げる(ANYCOLORやCOVERのIRでもイベント・コマースの貢献が強調されている)。
  3. 淘汰と再編(中堅~小規模の合併・買収、解散リスク)

    • 資本効率が悪い事業は買収・撤退が進む。国外含め、経営失敗や不正問題によるタレント離脱・会社崩壊の事例(VShojo等)もあり、業界の”健全化”と規制・透明性要求が高まる。
  4. プロフェッショナル化(アイドルユニット化・3D演出・デバイス投資)

    • 3D舞台演出、ライブ演出、音楽制作など“アイドル”やIP運営に近い投資が増え、運営コスト上昇と(成功時の)高収益化が同居する。COVERは安定的な会員収益を基盤に拡大投資を続ける傾向がある。
  5. 資本構造の二極化

    • 投資を大量に入れて急成長を狙う”ハイリスク型”(例:Brave Groupの赤字拡大等)と、会員収入や既存IPを着実に伸ばす“安定成長型”(大手上場)に分かれる。

各社5年予測(要約)

COVER / hololive(“ハイブランド+安定収益”シナリオ)

  • 中庸シナリオ(最有力):会員収入・ライブ・コマースで安定黒字を維持しつつ、英語圏やTwitch展開などで海外売上が拡大。IP化(音楽/ゲーム)で追加収益を確保し、時価総額・営業利益は緩やか成長。
  • 楽観:グローバル戦略が成功し、新規顧客獲得が加速。
  • 悲観:海外展開や配信プラットフォームの競争で伸び悩み、投資回収が遅延。

ANYCOLOR / にじさんじ(“成熟→安定リターン”シナリオ)

  • 中庸(最有力):既存会員モデルとイベントが高収益を生む成熟企業へ。大型ツアーやグッズで安定したキャッシュフローを作り、成長は緩やかだが利益率は高くなる可能性。FY成績は既に好調な指標が出ている。
  • 楽観:新規IPや海外展開で再度高成長期に入る。
  • 悲観:所属人数によるコストやタレント管理問題で成長が停滞。

Brave Group / ぶいすぽ(“ハイリスク成長”シナリオ)

  • 中庸:esports特化の強みで若年層の支持を維持するが、赤字の是正が課題。追加資金調達で短期的存続は可能だが、利益化が遅れるとM&Aや再編に向かうリスク高。
  • 楽観:esports市場との親和性でスポンサー収入が増え、高速に黒字転換。
  • 悲観:資金枯渇・赤字拡大で縮小または事業売却。

インディペンデント / 海外勢(例:VShojo系の教訓)

  • 予測:タレント主導の独立ムーブは続くが、透明性や資金管理の問題が露呈すると失敗例も出る(実例あり)。業界全体で信頼性(会計・チャリティ管理等)の基準化が進む。

数字的メトリクス(五年で注視すべき指標)

  1. 市場CAGR:9–15%(中間値約10%)が現実的レンジ(調査毎に幅あり)。
  2. 大手上場の営業利益率:会員依存のビジネスなら20%前後を維持できる企業が有利(COVERの直近IRは会員基盤の強さを示す)。
  3. 資金調達 / 純損失の推移:ぶいすぽのような新興は赤字→資金注入のスパイラルに注意。

楽観 / 中庸 / 悲観の短いシナリオ(業界全体)

  • 楽観(10%確率):AR/VR普及や大手プラットフォームとの協業、高収益IP化で市場が一段拡大。大手はグローバル収益で高成長復帰。
  • 中庸(最有力, 70%):成長は継続するが鈍化。企業間で得意分野に集約され、M&Aや提携を通じた再編が進む。
  • 悲観(20%):数件の不祥事や資金調達失敗で信頼が揺らぎ、短期的に縮小・淘汰が加速。

経営者(トップ)に求められること(5年で効く施策)

  • 明確な収益分散戦略(会員・イベント・IP・ライセンス)
  • 透明性の強化(会計・寄付の管理、タレント契約の明確化) — VShojo事件の教訓。
  • 国際プラットフォーム戦略(地域別最適化と同時配信)
  • コスト管理と投資判断の厳格化(投資回収シミュレーション)

あなたへの短い結論(5年後の姿)

  1. 市場は拡大し続けるが成熟度も上がる(競争は質の勝負へ)。
  2. カバー(hololive)は安定成長+海外展開で着実に収益化する確率が高い(ただ投資回収は要観察)。
  3. ANYCOLOR(にじさんじ)は最初に成熟の壁を感じるが、収益体質は強く長期で安定
  4. Brave/ぶいすぽ型は伸びしろは大きいが資本リスクが高く、5年後は再編・統合が起きやすい
  5. 業界は「量」から「質(IP・ライブ・プロダクションの精度)」へ移行する。

必要なら、次は以下を作ります(すぐこの場で作ります):

  • 「楽観/中庸/悲観」の具体的財務モデル(売上・営業利益・資本調達想定)を3社分で比較、または
  • 投資家向けの**KPIダッシュボード(追うべき10指標)**を表形式で提示。