【5253】 カバーホロライブ


売上高は上がり続けてはいるものの頭打ち感はあり、エニカラことにじさんじと比較するとやや評価に差が出ることに。

売上高は上がっているもののマージン率が下落しつつあるのも影響しているのか。

現金は100億と安定感はある。

個人的には海外向けのVTuber展開やホロアースなどのメタバースと谷郷CEOの展開には高い評価をしています。

しかし市場の評価は賛否両論なのか。

全機関空売り比率17%くらい。

上場から三年目に突入して、主力は健在だが、中堅層の離脱、独立、暁化、人気新人のメンタル不調などでこれからの人材が減りつつも谷郷CEOの人望なのかVTuberストリーマーがある程度まとまっている気が。

特に黎明期、初期メンバーの箱に対する結束力は他の事務所には観られないものがある。

2025/11/15
悪い決算内容ではないが、今までの成長スピードからの鈍化が良くないという感じらしい。

そもそも物流問題解決や、タレントの保護や活動支援の在り方を再構築するのが求められていた時期でもあったので、今回の結果は個人的には許容範囲だが市場的には数字がすべてなのだろう。

成長スピードよりもタレントファーストのホロライブであって欲しい。というのが個人的な考えです。

カバー<5253>は、11月11日、2026年3月期の第2四半期累計(4~9月)の決算(非連結)を発表、ライブ/イベント分野とライセンス/タイアップ分野が好調だったことで増収を達成したものの、過去生産商品の評価減や先行投資の影響により、各利益項目とも減益となった。

売上高214億5400万円(前年同期比27.2%増)
営業利益26億6600万円(同20.9%減)
経常利益26億7400万円(同19.0%減)
最終利益19億9900万円(同5.7%減)

サービス分野別の業績は、以下のとおり。

①配信/コンテンツ分野 売上高44億7400万円(前年同期比6.0%増)
2025年7月を通じて実施した、各言語・地域グループを横断した配信を中心とする大型企画「ホロナツパラダイス」がトレンド形成に寄与したほか、各タレントによるミュージックビデオなどのアセット型コンテンツが、積み上げ型の継続的な集客経路として機能した。

②ライブ/イベント分野 売上高23億5600万円(同57.7%増)
天音かなた1stソロライブコンサート「LOCK ON」や大神ミオ1stソロライブコンサート「Our Sparkle」など、アリーナ規模のライブコンサートが複数開催されたことに加え、英語圏向けVTuberグループ「ホロライブEnglish」による全体ライブ「hololive English 3rd Concert -All for One-」がニューヨークのRadio City Music Hallで開催され、現地におけるブランド力の強化に寄与しました。

③マーチャンダイジング分野 売上高116億7800万円(同32.5%増)
トレーディングカードゲームや小売店での売上拡大が好調に推移する一方、北米関税の影響や短期的な販売チャネル間の売上代替により、EC売上の成長が鈍化した。また、トレーディングカード分野においては、競技プレイヤーからカジュアルプレイヤーまで幅広い層の取り込みを図り、大会施策を実施したほか、タレントとのPR連携により、ファンコミュニティ間での相互送客も進めました。

④ライセンス/タイアップ分野 売上高32億4400万円(同25.7%増)
国内では渋谷・池袋・東京・有明などで夏季休暇期間の人流を捉えたポップアップイベントを集中的に実施したほか、海外ではロサンゼルス・ドジャースとのコラボレーションイベントを2年連続で開催した。これらの施策により、ブランドの一般認知が拡大するとともに、ファンコミュニティにおけるエンゲージメント向上にも寄与した。また、ゲーム関連収益についても、中小規模タイトルのみの貢献で四半期あたり2億円超を計上するなど、着実に存在感を高めた。

■通期業績予想は変更なし

2026年3月期通期の業績予想は、従来予想から変更なく、以下のとおり。

売上高525億円(前期比21.0%増)
営業利益82億円(同2.5%増)
経常利益82億円(同3.0%増)
最終利益57億円(同2.5%増)