【CyberTwitterX】モンスト×白猫の新作PvPがあまりに盛り上がってない件について 【フェスティバトル】



【はじめに】
今回は8月30日にリリースされた「フェスティバトル」についてです。最近では本当に珍しくなった国産の、しかもお金をかけたスマホゲームということで、密かに注目していました。コロプラでも以前紹介したんですが、やっぱり厳しそうだなと。売上もそうですけど、人が少なく見えますし、全体的に盛り上がりに欠けている印象です。総合的に判断した結果、順調に「爆死」路線を歩んでいるのかなと思ったので、どんな感じか気になる方は、ぜひ最後までご覧いただけると嬉しいです。それでは、行ってみましょう。


【フェスティバトル】
フェスティバトルは、リリース日が8月29日の予定だったんですけど、延期されて30日となりました。販売元がコロプラで、ミクシィと共同開発していますね。主導はおそらくコロプラだと思われます。コロプラ色が強そうですよね。規模感や奇抜な機能が多いという感じです。ジャンルはチーム対戦アクションで、どんなゲームかと言うと、クソゲーとかではないんです。でも、そんなに悪いゲームでもなくて、3Dの3人称視点で、6対6の対戦アクションゲームです。ハードとしてはモバイルのみで、PC版はなく、類似ゲームは『コンパス』や『バウンティラッシュ』あたりになるでしょう。キャラクターとしては、モンストや白猫プロジェクトの人気キャラをコラボで登場させています。

PVPの内容については、特に目立つところはないというか、予備知識なしでこのゲームを始めたら、23試合くらいして「無」だなって思います。特に何か味わいがない感じですね。すごく悪いゲームではないんですけど、面白くて続けたいとは思わない、そんな印象です。これだと分かりづらいので説明しますと、ヘイトToWinとタイムToWin、さらにフルパToWinの複合型のような感じですね。

キャラクターはガチャで入手します。ガチャの確率は0.3%と低めです。同じキャラクターでも衣装が違っていて、性能が微妙に違います。強いキャラと弱いキャラが出ちゃいます。キャラクターには「凸(とつ)」の概念があり、レベルが上がるとともに強くなります。1凸がかなり強力で、そこから4凸まではじわじわと強くなっていく感じです。レベルの上限は50で、キャラを育成していくんですが、試合をたくさんやることでしか強くできません。つまり、タイムToWinです。

課金でレベルを上げられるかというと、プレミアムのバトルパスに課金すると、素材が多くもらえて強くなりやすい、といった程度です。ストアにはジェムしか売っていなくて、結局バトルパスのレベルを上げるためには試合をやるしかないですね。スキルもあって、これも最大レベルは5。さらに、チップの育成などの細かい要素もありますが、これが結構面倒です。

キャラを用意したら、フレンドとパーティーを組んで6対6の対戦を行います。対戦ルールは4種類あって、運搬、クリスタル集めなど、他のPVPで見かけるようなルールをローテーションで遊びます。特徴的なのは、死んでいる間もアシストができること。リスポーンまでの時間に爆弾を置いたり、回復させたりできます。リスポーンせずにずっとアシストし続けることもできるんですが、今のところそれはあまり有効ではないですね。この時間を無駄にしない方針だと思います。

通常攻撃やスキルを駆使して戦うアクション要素があり、マップは立体的ですが、ジャンプがなく、階段やギミックを登るのが少し面倒です。ランクマッチもあります。ブロンズ、シルバー、ゴールド、プロ、マスター、レジェンドというランクがあり、ゴールドまでは寝てても上がれる仕様です。

面白さで言うと、『ドラクエ チャンピオンズ』よりは面白いですが、『ポケモンユナイト』よりは面白くないかな。国産のモバイルPVPゲームとしては悪くないんですけど、世界基準のPVPゲームと比較すると話にならないレベルですね。ただ、イメージがつかみにくいかもしれませんが、大雑把に言うと『バウンティラッシュ』から『ワンピース』を抜いて6対6にした感じですかね。


【配信システム】
このゲームの一番の目玉かもしれない機能として、「フェスチャンネル」という配信機能があります。ゲームのホーム画面のど真ん中にバトルボタン、その下に配信メニューがあって、その両脇にフェスチャンネルとガチャが配置されています。この配置からして、配信機能をかなり押しているのが分かりますよね。配信メニューからタイトルとサムネイルを入れて、配信開始を押すとゲーム画面をそのまま生放送できます。YouTubeやTwitchではなく、フェスティバトル内で配信され、フェスチャンネルから配信を見ることができます。

配信者のためにはランキングがあって、アイテムや称号がもらえる仕組みです。ただし、これで収益化できたり人気者になれるわけではないですね。ゲーム好きの人ならお金を使って簡単にランクを上げられるんですが、ライト層を惹きつけるのは難しいです。コスパも悪いですしね。Vtuberにもプレイさせていますが、リリースに合わせてやってないですよね。リリース日に何か不具合が発生すると大変なことになるので、時期をずらしていると思います。


【うまくいったか】
駅広告のジャックなどもしていないので、もしかすると今後、大きなプロモーションが遅れて行われるかもしれません。ただ、育成システムがあるため、後から新規が入ってきても楽しむのは難しいのではないかと思います。PVPはスタートダッシュが一番楽しいですからね。ライト層が多くて勝ちやすいので、負けた人がどんどん抜けていき、最終的に限界集落状態になってしまうことが多いです。新しい人を入れなければならないんですが、育成要素のせいで新規と既存プレイヤーの差がどんどん広がります。


【気になったところ】
リリース当初は、2500人が見ている配信もあり、人気の配信者は1000人以上が見ていたんですが、徐々に下火になってきています。フェスティバトルはちょっと残念な結果になってしまいましたが、まだリリースされたばかりなので、これからどうなるか分かりません。また新しい情報が入り次第、お伝えしたいと思います。

それでは、また。