【CyberTwitterX】サイゼリヤでは値上げを絶対にしない



**堀埜一誠氏**:
「値上げしなくても良いという声もありますが、それは絶対にダメです。そう言うのは、だいたいお金持ちの人です。私たちは、家庭よりも安くしなければなりません。」

**司会者**:
「本日は、皆さん大好きなサイゼリヤの元社長である堀埜一誠さんをゲストにお迎えしています。サイゼリヤは、創業会長の強力な理念のもと急成長を遂げましたが、その勢いだけでは長続きしません。そこで、徹底した合理的な仕組みを導入し、組織としての基盤を固めるために、2代目社長となったのが堀埜さんです。」

**堀埜一誠氏**:
「よろしくお願いします。」

**司会者**:
「サイゼリヤでは、値上げを絶対にしないとされていますが、どれくらい維持できると思いますか?」

**堀埜一誠氏**:
「永遠に続けられます。毎年数十億円のコスト削減が可能だからです。技術開発を進め、メニューも少しずつ絞り込んでいます。例えば、メニューの数は70〜80種類が理想です。」

**司会者**:
「サイゼリヤは商品数を減らすことで生産性を上げているのですね?」

**堀埜一誠氏**:
「そうです。メニューの数を絞ることでオペレーションが改善され、廃棄物も減ります。同じ材料で異なる料理を作る工夫も進めています。」

**司会者**:
「今後も手頃な価格で食べ続けられると期待して良いでしょうか?」

**堀埜一誠氏**:
「はい、為替の問題はありますが、なんとか維持しています。利益率は低下していますが、海外の利益が増えてバランスを取れています。リスクを減らしながら、負けない戦略を取っているのです。」

**司会者**:
「サイゼリヤは将来、どのように外食産業を変革していくとお考えですか?」

**堀埜一誠氏**:
「日本は特殊な状況にあります。世界の問題は人口増加ですが、日本は人口減少が進んでいます。その中で、中央キッチンモデル(カミッサリーモデル)を活用し、効率を追求しています。現在、埼玉、金川、兵庫、千葉に4つの拠点がありますが、これにより、店舗の生産性を向上させています。」