【CyberAgent】2023年通期の決算説明


それでは私の方から2023年通期の決算についてご説明いたします。

今回我々9月末の通期の決算ですが、全体の売上としては2021年以降ウマ娘の特大ヒットにより、売上面でも大きな影響があった のですがそれを乗り越えまして、26期連続で増収を達成している、という形になっております。営業利益の面では修正後の予算にほぼ着地したという結果になって おります。

メディア事業に関しましては 今期アベマ関連の売上が好調に推移したことでYonYで 25.9%の増収と営業利益面もワールドカップの大型の投資があった期なんですけれどもそれを踏まえて損失改善しているという結果になっております。

広告事業に関しましては今回市場成長率以上の増収率と継続が達成しておりますので結果的に視野を拡大したというような気になっております。AIとDXの分野に特に広告 の分野で積極的に投資してきたんですけれどもそこを踏まえて営業利益はこのような形になって おります。

ゲーム事業に関しましては2021年に社会的なブームともいえるぐらい 特大ヒットを結べたんですけれども 2021年に22とヒットして今回23年 特大ヒットから通常のヒットタイトル に落ち着きつつあるんですけれども それの反動があり減収減益という 結果になっております。9月にリリースしたファイナル ファンタジー7こちら好調にスタート を切っておりましてそういったものの影響もあるという形になっております。

 次のグラフで見るとこのような形何とか増収したと、これは2021年からウマ娘の売り上げが大きく加わったことで他の事業もきれい に伸びてるんですけれどもこのようなグラフの形になっております。影響利益に関しましては2021年22 年にかなり大きく伸びたんですけれどもその反動で今期245億という 着地になっております。

基本的に 調子が良い時期に次の種を仕込む ということをモットーにしておりますので特にこの3年非常に多くの次の 成長の種を仕込んできました。

今後 は増収増益を迎えたいというふう に思っております。

役職員数販売管理費こちらもグラフ を見ていただいて分かりますとおり 2021年以降特にウマ娘がヒットした以降に大きく人員数も増えてまして販売費も人員数広告費ともに 伸びてきているという形になっております。

これはさまざまな事業を仕込んだものに付随するものですので今後落ち着いていくというつもりでございます。

2024年度の業績見通しについてですけれども 前回の四半期決算説明会でも 言いましたとおり、この2023年をボトムとし 今後は増収増益を目指すというふうに掲げておりまして‥これ1234というふうに振ってありますけれども、かつて2013年以降ですね。 こちらはしっかり増収増益をしていたんですけれども 2017年からABEMAへの大きな投資を始めまして 足元の利益ではなく大きな事業を育てるというふうにやってきたんですけれども、そこから3番の馬娘の大ヒットというのが出たことによってABEMAもここでワールドカップもそうなんですが 大きく仕込みを増やしたんですが、それ以外にも広告事業中心にAI、DXへの積極的な投資、ゲームも新規タイトルを数多く仕込み、あと表にはあまり出てきてないですけれども、医療分野など新しい分野への積極的な進出というふうに。

先ほど言いましたとおり 良い時期に次の種を仕込むということをモットーにしておりますので しっかり仕込んできたという時期もありますし 今後はしっかりそれを収穫期に入ると、それとその見通しが経ったと考えておりまして しっかり増収増益をさせていきたいと考えております。

それぞれの事業なんですけれども、まずメディア事業に関しては そもそもABEMAが本当に大きな投資をしていたところから 収穫期に向かっているフェーズですので これは増収増益をしやすい状況にそもそもあります。

それに加えて終わった期に関してはワールドカップの大きな費用負担もありましたけれども そういったことも一旦なくなり そういう意味ではやりやすい状況と。

広告事業に関しては そもそも業績面に関しては中長期にわたって市場拡大とともに 増収のトレンドを継続しているんですけれども その一方で こちらもAI、DXの分野にかなり大きく投資を直近はしてきたんですが、そこが収穫期に向かうこと あと利益率の改善についてもすでに着手をしておりまして それを着手していくと。

ゲーム事業に関しては 既存タイトルに関してはヒットしたタイトルほど長寿化しやすいという 我々にとっては良い傾向がありますので しっかりとヒットしたタイトルを長寿化させていくと。

それとともにファイナルファンタジー7もリリースしたばかりですけれども 次々に関しては新規の大型タイトルが3つ以上提供できる予定ですので 業績予想に関しては 新しいゲームのプラス分をほとんど織り込んでいませんけれども 特に前の期で過方修正したこともあって ゲーム事業に関しては かなりコンサバティブにプラス面を織り込みませんでしたけれども ゲームに関しても明るい未来が十分考えられると思います。

そのわけでですね 2023年以降 これをボトムに 今後に関しては増収増益をコミットするということがですね。

かなり全体的にも既に浸透してきてますので ここを集中してやっていきたいと思っております。

続いて個別の事業についてご説明します。まずインターネット広告事業ですが 広告事業中長期の市場の拡大ともなって 増収トレンドと言いましたけれども 売り上げもしっかり伸びています 営業利益面に関しては 一旦この機はしゃがみましたけれども 先ほどから言いましたとおり 新分野への積極投資というのもありましたし あと利益率に関しても改善に着手したところ というふうになっております。

これは市販機のグラフですけれども しっかり伸びてきていると 営業利益の面に関しても これ利益率も掲載されていますが 営業利益率を改善に着手したことによって フォースクォーターに関しては改善の兆しが見られますし 今後さらに改善させていきたい というふうに思っております。

DX事業に投資してきたと何度か話しましたけれども 既に30社の大企業との協業を複数進めておりまして 先行投資から事業化への今、フェーズに移って これをしっかり収穫化させていくというふうに 進めていくつもりでございます。

AIに関してですが、我々広告業を中心にAI関連で既にしっかり売り上げを上げていて、成果も上げている数少ない会社ではあるんですけれども、 日本より世界49位のAIの研究をリードするトップ企業にも選ばれておりますので、この強みをしっかり競争力にしてもっと大きな成果を上げていきたいと考えております。 

お台場に新たにクリエイティブのスタジオ、これはAIとかCGを活用したスタジオを新設したんですが、これもうすでにフル稼働しておりまして、こちらのスタジオで作るクリエイティブも競争優先にしていくというような考え方をしております。 

続いてゲーム事業ですが、ウマ娘のヒット、特大ヒット、そこから通常ヒットへの落ち着きとプロセスを経て減収し、しかも馬娘は自社のIPですから非常に収益性も良かったんですけれども、そこの影響で減収減益という形になっております。 

四半期で見るとこのような形で、足元の市販機売上面回復しておりますけれども、これは9月にリリースした、まだリリース書ばかりですが、ファイナルファンタジー7の影響と、あと夏のイベントとなっております。 

利益面ではこのような形となっております。 

ウマ娘に関してはちょうど今アニメの3期を放送しているところですけれども、たくさんの話題が欠かさない仕込みが行われておりまして、しかも一つ一つのクオリティが非常に高いので、長く愛されるIPとしてしっかりと良い方向に向かっているというふうに考えております。 

9月に提供を開始したファイナルファンタジー7なんですけれども、ウマ娘みたいな特大ヒットを期待されてしまうと困るんですが、業績的には十分好調な滑り出しをしておりまして、こちらも新しい機に関してはしっかり業績に貢献してくれると思います。 

呪術回戦ファントムパレードに関しては、いよいよ11月下旬に提供を開始しますので、こちらにも期待したいと思っております。 

サイゲームスが作るコンソールゲーム、こちらを今期グランブルファンタジーで2つ発売を予定しておりまして、個人的にはクオリティも大変高そうですし、とても期待をしていると。 

もちろん業績予定にはほとんど織り込んでいないんですけれども、こちらのヒットが出ると上振れ要因になるんじゃないかと思っております。 

今後の予定しているスケジュールですけれども、意外にコンソールゲームをかなり仕込んでおりまして、もちろんスマートフォンゲームの大型タイトルも複数並行して進めておりますので、順次リリースしていけるんじゃないかと思います。

続いてメディア事業ですけれども、メディア事業に関しては、特に今期、アベバ関連の売上高が好調に推移したことで大きく増収をしております。 

営業純利益に関しても、ワールドカップの費用負担があった時期ではあるんですけれども、若干ですが損失を改善させている結果になっております。 

これは四半期で見た売上の推移なんですけれども、ABEMAを中心にメディア全体的にも好調に推移しているんですが、それに加えて連結グループ化した子会社の貢献もあって業績が良くなっていると。 

また、ABEMA単体での黒字化というのは先だと思うんですけれども、メディアセグメントという意味では、もう間もなく黒字化しそうというような状況になっております。 

こちら、ABEMA関連事業の市販機の売上高の推移なんですけれども、足元の直近の市販機では広告と周辺事業が寄与しているという形になっております。 

WAUの推移ですけれども、かつて1000万WAUというのを一つの事業家の指針にしていたんですが、2000万も間もなく見えてきたとなっております。 

特に今期はワールドカップの放送を中心にベースが上がって、それを一家制のものとせずしっかり伸ばしたというような機器になったと思います。 

スポーツ関連、MLB、サッカーのプレミアリーグを中心に強化を進めておりまして、特にサッカー関連、海外のサッカーを好調に推移していますし、 ラインナップもさらに充実させるために、協業先の開拓を増やしていくというような試みも今、絶賛推進中となっております。 

アニメに関してですが、インターネットで見れるアニメの中でも、我々はテレビですから無料で見れるということと、 それで新しく面白いアニメが始まったときに世の中に広めていけるということを強めに、 新作アニメの変更ですとか独占放送といったところを集まりつつありますので、こちらを強化しているとなります。 最近のドラマなんですが、直近の四半期で言っても、世界の果てにひろゆきを置いてきたという番組がヒットしたりとか、 愛のハイエナというリニューアルした番組が非常にバズっていて伸びていたりとか、 ガール・オア・レディという新しい恋愛番組も放送を重ねるうちに面白いという噂が広まって、 ちょうど今週迎えた最終回では結構な視聴がされたという形ですね。 

コンテンツの方でも段続的にヒットを出していると思います。

ネットフリックスに提供し始めた我々制作の番組ですけれども、 ドラマでかつて制作した会社学校じゃねえんだよとか、 3位にランクインしたり、恋愛番組の狼ちゃんには騙されないが4位に入ったりといったように、 一定の成果を出せ始めているので、今後ともネットフリックスを通じて、 世界で見られる世界水準のクオリティの制作を進めていきたいと思っております。 

ウィンチケットに関しては、相変わらず好調に推移をしております。 ABEMAを中心とした事業展開ということですけれども、 もちろん広告やゲーム、他のメディア以外もそうなんですが、 ABEMAというメディアコンテンツを持っていることで、 あらゆる事業とのシナジー効果ということが見込めますので、 積極的にABEMAとの連携を強化しつつ、 しっかりマネタリズムを強化していくというのが基本戦略でございます。

最後に改めて中長期戦略ですが、 メディア、広告、ゲームとありますけれども、 この2023年、今回の追決算の営業利益をポトムに、 今後は増収増益にコミットしていく。 

それができるだけの仕込みを、この数年しっかりやってきたつもりですし、 しっかり見通しが立ったということで、 今後、市販機通貨と増収増益を重ねていって、 しっかりと今、低迷している株価も上げていきたいというふうに思っております。 

私からのプレゼンテーションは以上です。どうもありがとうございました。