「頂き女子」の正体は詐欺師だった!マッチングアプリで知り合った男性から1億6000万円を騙し取った女の手口とは?


マッチングアプリで知り合った男性に好意を装い、現金を騙し取るという詐欺事件が発覚した。逮捕されたのは、住所不定で無職の渡邊真衣容疑者(25)だ。渡邊容疑者は自らもマッチングアプリで知り合った男性から現金およそ2700万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで再逮捕されたばかりだ。

渡邊容疑者は男性から経済的援助を受けることを意味する「頂き女子」を自称し、いわゆる「パパ活」を行う女子大学生などに、自身が作成した“恋愛マニュアル”を販売するなどして、男性2人から現金をだまし取るのを手助けしたとして、すでに逮捕・起訴されていた。そのマニュアルには、「会社を起業するため借金した。返済のため体を売らなければならない」などというウソの話を書き、男性に同情させてお金を要求する方法が記されていたという。

警察が容疑者の口座を調べたところ全国数十人の男性からあわせておよそ1億6000万円が振り込まれていたことが判明した。容疑者はそのお金で高級ブランド品や海外旅行などを楽しんでいたという。警察はほかにもだまされた人がいないかなど詳しく調べている。

この事件は、マッチングアプリの利用者が増える中で起きたものだ。マッチングアプリは出会いの場として便利だが、相手の素性や本心が分からない場合も多い。特に経済的援助や借金の話題には注意が必要だ。自分の感情に流されず、冷静に判断することが大切だろう。