本当の狙いは貴金属、ブランド品、腕時計を無理に買い叩くビジネスモデル


株式会社BuySell Technologies(非上場)の2018年12月期決算で、当期利益3億29百万円を計上。出張買取、宅配買取サービス「バイセル」を展開。


訪問買取専門のバイセルを運営するBuySell Technologiesの売上原価率は約36%。売上高に占める広告宣伝費率は約19%。ネット広告、TVCMで集客し、訪問して買い取って、ネットオークションや百貨店の催事場で売り捌いている。顧客ターゲットは中年、高齢者層だろうか。

バイセル、着物買取を謳ってるけど、実態としては「着物買取をエサにした貴金属買取業者」みたいだね。いずれ何処かのお客さんが隠しカメラでも設置して、実態が暴かれるみたいな展開になったら面白そうだけど。冷静に考えたら、着物の市場は大きくないし、バカみたいな広告宣伝費賄えるわけないよな。

バイセルの売上高の3割は貴金属関連からきてる。貴金属商社「ネットジャパン」に対する売上げを見れば明らか。こういう会社って、目先の数字は良さそうに見えても、ビジネスモデルの脆さが露呈し易いから、長くは続かなそうだね。そもそもtechnology関係ない。



バイセルに時価総額852億円に見合うだけの価値は無いとは思うけど、グロース市場の中でも、赤字よりは黒字を出してる会社に資金が流れてることなんだろう。けど、バイセルは高齢者相手に、着物や切手を二束三文で、売るつもりのなかったブランド物、貴金属を強引に安く買い取るのが実態だからなあ。

バイセル、決算の数字落としているけど、高齢者ターゲットに着物・切手を買い取ると喧伝して二束三文、本当の狙いは貴金属、ブランド品、腕時計を無理に買い叩くビジネスモデル。焼畑ビジネスだから、口コミでも広まらずリピートされない、広告宣伝増やしても以前よりもカモ客が集まらなくなっただけ。

ミダスキャピタルの吉村氏のベンチャー投資すごいね。

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