pixivFANBOXは、クリエイターが自身の作品や活動に対する支援を受けることができるサービスである。そのため、AI生成コンテンツは、クリエイターのオリジナリティや創造性に反すると考えられている。また、AI生成コンテンツは、著作権や肖像権などの知的財産権や人格権を侵害する可能性が高いという問題もある。
pixivFANBOXでは、AI生成コンテンツに該当する投稿の公開や「AI生成コンテンツ」の配信を目的とする別サイトへの誘導行為といった禁止行為を検知次第、当社の裁量により、以下の措置を行う場合があるとしている。 ・コンテンツの一時非公開化 ・コンテンツの削除もしくは恒久的な非公開化 ・クリエイターアカウントの停止、抹消
一方で、pixivFANBOXでは、自身が制作した画像にペイントソフト等に内蔵された自動彩色機能を用いて着彩を施した画像や、自身が制作した画像に含まれる文章をAI関連技術を用いて自動翻訳したコンテンツなどは、「AI生成コンテンツ」に該当しないと明記している。また、AIによって生成された作品やそれにまつわる技術を解説するコンテンツも、「AI生成コンテンツ」ではなく、pixivFANBOXで投稿や配信が可能であるとしている。
pixivFANBOXは、この規約改定について、「クリエイターの皆さまが安心して活動できる環境づくりに努めてまいります」とコメントしている。