ネット通販大手のアマゾンから購入したゲームソフトを、偽造したソフトにすり替えて「不具合による返品」を装う手口で、アマゾンからギフト券をだまし取ったとして、アルバイトの３３歳の男が逮捕されました。
逮捕されたのは、福島県いわき市のアルバイト・瀧直人こと林直人容疑者（３３）です。
警察によりますと、林容疑者は去年５月から９月、３回にわたって、アマゾンで購入した任天堂「スイッチ」のゲームソフトを、事前にフリマサイトを使って用意していた別のソフトにすり替えてわざと故障させ、アマゾンで返品手続きを受けて購入金額と同額のギフト券をだまし取っていた疑いがもたれています。
林容疑者はソフトをすり替える際、ソフトに貼られているスイッチの商標をコピーするなどした商標法違反の疑いも持たれています。
警察が林容疑者のこれまでの取引状況を調べたところ、同様の手口で約５８０回の返品を繰り返し、３７０万円あまりのギフト券を入手していたとみられるということです。
警察は、林容疑者がほかにも、返品せずに手元に残ったソフトはフリマサイトで販売し、少なくとも１８０万円あまりの収益を得ていたとみています。
林容疑者は調べに対し、「無職でお金に困っていた」と容疑を認めているということです。