7gogo 33億円の債務超過

サイバーエージェント<4751>は、4月26日、連結子会社の7gogoを6月1日付けで吸収合併することを明らかにした。7gogoは解散する。

7gogo は、スマートフォン向けサービス「755」を運営しているが、吸収合併することで経営資源の効率化を進めていく。また、「755」の運営はサイバーエージェントが引き継ぐ。

7gogoの直近2022年9月期の決算は、売上高が1800万円、営業損失500万円、経常損失1400万円、最終損失1400万円だった。また33億円の債務超過となっていた。



 「AKBとも話せる時代になった。新世代のトークアプリ755」――年末年始にこんなテレビCMを見た人も多いだろう。「755」(ナナゴーゴー)というスマートフォンアプリのCMだ。年末年始にCMを集中投下し、約10日間で約200万ダウンロードを達成。累計250万ダウンロードを超えたという。

 「755」の売りは、AKB48のメンバーなど著名人と気軽に交流できること。LINEやTwitterに似た使用感だが、これらのサービスとは少し違った独特なコミュニケーションが楽しめる。企画したのは「ホリエモン」こと堀江貴文氏と、サイバーエージェント(CA)の藤田晋社長だ。

 755の最大の売りは、著名人と「やじコメ」を通じて会話できること。オフィシャルアカウントを持っている著名人は約750人おり、AKB48やE-girlsのメンバー、藤田社長、堀江氏、秋本康氏、エイベックス・グループ・ホールディングスの松浦勝人CEO、幻冬舎の見城徹社長などが1人でトークを開設したり、友人とのグループトークを公開。「やじコメ」にも返信している。


 「最初は確かに堀江さんとLINEを後発で追いかけようという話だったんだけど、創ってみたらLINEとTwitterの中間かな? と思って、使い込んでみたらTwitterとブログの中間かなというのが今の感覚です」と、藤田社長はトークで語っている。