半導体製造

このうち、世界3位の「東京エレクトロン」は、半導体の材料の表面に薄膜をつける「成膜装置」や回路を焼き付ける「露光装置」など半導体製造の前工程で使われる機器を得意としています。

6位の「アドバンテスト」は半導体の「検査装置」に、7位の「SCREENホールディングス」は半導体の基板となるウエハーの不純物を除去する「洗浄装置」を強みとしています。

14位の「キヤノン」は「露光装置」を生産しています。

一方、装置メーカーでつくる日本半導体製造装置協会によりますと、2021年度の日本メーカーの半導体製造装置の売り上げは、国内外であわせて3兆4430億円と、半導体の需要が増えたことでこの10年間で3倍余り増加しました。

世界市場では、およそ3割のシェアを占めているとしています。

国や地域別では、中国向けが9924億円で全体の28%を占め、輸出先としてはトップで、次いで台湾向けが7159億円、韓国向けが5972億円となっています。

特に中国向けの売り上げは、前の年度より57%増加していて、日本メーカーにとって重要な市場の1つとなっています。