郡山市中町のホテルプリシード郡山は来年３月末でホテル営業を終了する。うすい百貨店に隣接し、ＪＲ郡山駅前の玄関口で長年市民らに親しまれてきた中核施設の一つが、約３０年の歴史に幕を閉じる。
同ホテルが１日、ホームページで発表した。同ホテルによると、ビルの所有会社との賃貸借契約が満了を迎えることが理由で、宿泊は来年３月３０日で終了、宴会、会議、レストランの利用は同３１日までとなる。
１階と地下１階の商業施設「リュヴレ」と、３、４階のスポーツクラブは来年５月末までに営業を終了する予定。ビルの所有会社は福島民友新聞社の取材に、今後の利用について「今のところ未定」としている。
ホテルプリシード郡山は１９９３（平成５）年８月の開業。地上１２階、地下２階建てで客室は１５９室。飲食店など約１０店舗がテナントとして入居する。館内には別会社が運営するスポーツクラブもある。ホテルの現在の従業員数は２８人。