【S】4837/シダックス(株)とオイシックス闘争にGSも介入という修羅場(笑)



5月辺りから信用買いが異様に増加。



介入しているのは今のところGSのみ。


創業一族と思われる志田家が保有比率を減らして、UCGPへ譲渡しているようにも。




ここ数年はかなり苦戦していたようだ。





推測だがコロナ禍の経営不振から先行き不透明で事業を譲渡しているのではないだろうか?



ちなみにカラオケ事業を譲渡したのは有名。創業である給食事業に専念しているはずだが‥。

オイシックス、シダックスを持ち分法適用会社へ…筆頭株主のファンドから80億円で株取得

2022/07/19 22:25

 給食大手シダックスは19日、投資ファンドのユニゾン・キャピタルが、議決権ベースで22・38%を保有する筆頭株主になると発表した。ユニゾンが保有する同社の優先株を議決権のある普通株に転換する。

 8月下旬から9月上旬をメドに、食品宅配大手のオイシックス・ラ・大地がユニゾンからこの株を80億円で取得すると決めており、シダックスを持ち分法適用会社にする見通しとなった。オイシックスの出資比率は26・5%になる。

 オイシックスは、シダックス株取得を通じて連携を強めたい考えだ。一方、シダックスは「複数の候補との協業を検討している」としており、オイシックスとの業務提携には慎重な姿勢を示している。

なるほど、これか、と。

まさかカラオケのみならず、本業の給食事業までオイシックスに狙われていたのか。

そこで今回のような事態に。
ちなみにオイシックスはGSとも絡んでいるので‥。

主要株主高島宏平 13.26%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)11.07%
株式会社リクルート 7.25%
GOLDMAN,SACHS&CO.REG(常任代理人ゴールドマン・サックス証券株式会社)5.91%

つまりこの問題が表面化するのは9月の可能性が高い。

 有機・無添加食品の通信販売会社「オイシックス・ラ・大地」(東京)は、官公庁や工場の社員食堂を運営する給食会社「シダックス」(スタンダード市場)に80億円出資する。投資ファンドの「ユニゾン・キャピタル」(東京)から8月下旬から9月上旬をメドに優先株を買い取る。普通株に転換した場合の出資比率は26.5%で、シダックスを持ち分法適用会社にする。

 オイシックスはミールキットを家庭向けに販売する消費者向け事業が中心。医療施設に食事を提供するなど、法人向けに強いシダックスと事業領域の重複は少ない。オイシックスは「病院や介護施設への食事提供は2兆円以上の市場規模が見込まれる。業務提携によるメリットは大きい」としている。 

  シダックスの創業者である志太勤取締役最高顧問(87)は立志伝中の人物だ。 

  静岡県出身の志太氏の半生は七転び八起きだった。高校球児で鳴らし、甲子園を夢見たが、病気で野球を断念。このショックは大きく、自殺しようと「自殺の名所」の海岸をさまよっていた時に、公園の管理人に諭されて自殺を思いとどまった。  

心機一転。義兄から大衆食堂を譲り受けた。しかし、食堂前の道路とは別にバイパスができると客足が途絶え、廃業に追い込まれた。アイスキャンデーの工場も火災に遭った。 

 「夜逃げ」同然に上京。上京の際には焼け落ちた工場のくず鉄を拾い集めて汽車賃を捻出した。知り合いの伝手を頼って「富士写真フイルム」(現・富士フイルムホールディングス)の調布現像所の社員食堂に潜り込み、1960年、調布市に「富士食品工業」を創業した。以来、官公庁や工場の社員食堂の受託や、病院や老人ホームに食事を提供する給食サービスの大手にのし上がった。  

志太氏は93年、レストランとカラオケボックスを一体化したレストランカラオケ事業の多店舗展開に乗り出した。カラオケボックスは学生のコンパやサラリーマンなどの懇親会の2次会の会場によく利用され大繁盛した。  

2001年4月、ジャスダック市場に上場。事業が軌道に乗ったことから、元高校球児であった勤氏は大好きな野球に入れ込む。02年、プロ野球の南海、ヤクルト、阪神、楽天で監督を務めた野村克也氏(享年84)をシダックス野球部のGM兼監督に招いて球界を驚かせた。  

ピーク時の09年には全国にレストランカラオケを300店舗以上(1万6000ルーム)を展開。シダックスはカラオケ業界の断トツの首位だったが、その直後から売り上げが落ち始めた。  

時代の変化に乗り遅れた。「飲食持ち込みOK」などのカラオケの格安店や、「ひとりカラオケ」など少人数の利用が増える中、グループ利用を想定した飲食提供の大型店が多いシダックスは新たな需要をつかみきれなかった。

  カラオケボックス事業の不振から、20年3月期まで5期連続の最終赤字に転落。勤氏の長男、志太勤一会長兼社長(64)はカラオケ事業から撤退。ユニゾンの支援を受けて給食事業に注力し、22年3月期の純利益は前期比6倍の40億円に回復した。

「ユニゾン・キャピタル」の支援がこういった形になるとは、ね。

シダックスはどうするのか?
オイシックスはどうするのか?

だよね。