みんなでクレディスイスをボコボコにしようぜ!

ロシアに選挙はあっても公正な選挙はありません。

日本の選挙は不正が無いのでロシアなど諸外国の有権者の苦しみは日本人はわからない。

政治ヤクザが選挙のプロセスを牛耳って開票結果を自由に操作できている以上、当選者を有権者のせいにするのは、あまりに先方の国の事情に関し無知では?

知りもしないことを、知ったかぶりしてああだこうだ議論すると、自分の無知が露見するだけだよ。

ロシアだって最初は公正な選挙を欲していたし、汚職やひん曲がりの無い、ちゃんと機能する市場経済を欲していました。でもベルリンの壁崩壊後のカオス的な経済環境の下で、それらを正しく設計、運営するチャンスは失われたのです。

ロシアが計画経済から市場経済へ移行する際の「設計者」の役割を果たした経済学者はエゴール・ガイダールです。

ガイダールはロシアでも有名な共産党幹部の家系に生まれ、一家が海外の任地に駐在させられたことなどから普通のロシア人には許されていない西洋の書物などに接する機会がありました。

ガイダールはアダム・スミスやポール・サミュエルソンの著書に触れるうちにソ連の経済がいずれ取り返しのつかない危機に瀕することを予感し、早くから有識者の集いを組織します。

ソ連の取るべき新しい経済政策はどうあるべきか?を討議する非公式なシンポジウムは既に1986年から毎年開催され、後に国家企業の民営化の責任者となったアナトリー・チュバイスなど新しいロシアの経済を動かしてゆく中心的な人物の多くがこのグループから輩出されます。

その後、ガイダールは共産党の機関誌である『コミュニスト』の経済記事の編集者に任命されたことから、検閲を心配することなく新しい経済の在り方について論陣を張ってゆきます。

従って1991年11月にガイダールが副首相に任命され、ゴスプラン(国家計画委員会)の総責任者になった時点では既に市場経済以外にロシアを救う道は無いということをガイダールは確信していました。

問題は計画経済から市場経済への移行を具体的にどう進めるか?ということです。そのアプローチとしては段階的に徐々に市場経済を導入する方法と、共産主義の枠組みを即、解体して、いきなり市場経済へ移行する、所謂、「ショック療法」という方法が議論されました。

今から振り返って見ると、徐々に市場経済に移行するという選択肢は「時すでに遅し」で実際には存在しえなかったように思われます。「ショック療法」の影響はそれまでベールに包まれていたソ連経済の内包する病理を全て一度に曝け出してしまうというものでした。

1999年までにはロシアの経済規模は10年前の約半分程度迄縮小し、この過程でロシア国民が味わった辛苦は1929年のNY市場の大暴落に端を発する大恐慌の時以上だったと言われます。

「ショック療法」の施行第一弾として1992年1月から電灯光熱費や一部の食材を除く殆どの品目に関して価格統制が取り払われました。当然の結果としてその直後、ロシアはハイパー・インフレに見舞われます。

価格の値上がりを容認する狙いは退蔵されている商品を市場に引き出し、物資の不足を解消すること、また、儲ける機会を提供することで生産を刺激することにありました。

しかし、長年の共産主義のリズムに慣れたロシア経済が、瞬時に新しいスピードについてゆけるはずはありません。経済の混乱はすぐに解決するどころか混迷はますます深まり、政府の内部でも経済改革を押し進める決意は揺らぎました。

そして民営化のプロセスはオルガルヒと呼ばれる経済マフィア、そして政治マフィアたちにだんだん絡め取られていったのです。

ロシアのひとたちが、日本やアメリカが今日享受しているような公正で透明な民主主義、不正や汚職の少ない、ちゃんと機能する市場経済を作ろうと努力しなかったというのは嘘です。彼らは一生懸命努力したし、僕らも投資銀行の立場で一生懸命それをサポートしようとした。

ロシアのビジネスで一番幅を利かせた投資銀行はクレディスイスです。いまから思えば、あいつらのやっていることは経済マフィアと同衾するようなやり方だった。ウォーバーグも頑張ったけれど、力が及ばなかった。

だからロシアを失ったのはロシア人だけのせいじゃない。我々も、力になれなかったという点でダメ出しされるべき。

きみらはそういう歴史を何も知らず、場違いな正義感からロシア人を虐めている。

自分のやっていることの醜さに「はっ!」と気付けよ。

今回の件ではウクライナの人たちもvictimですけれど、ロシアのひとたちもvictimです。
ロシア経済の、ロシア政治の、上部構造がヤクザになっている。それが問題。

みんなでクレディスイスをボコボコにしようぜ!🤪

日本ではプーチンの近年の異変について取り上げるメディアが増えています。精神的に患ってるのでしょうか?

プーチンは経済ヤクザに騙し取られたロシア経済を民衆の手に取り戻す「世直しリーダー」として登場しました。

つまり最初は良かった。

でもその後政治ヤクザとしてダークサイドに堕ちたのです、アナキン・スカイウォーカーみたく。