企業側が「正社員」を登用するメリットは何なのだろうか?

では一体、企業側が「正社員」を登用するメリットは何なのだろうか。

 

従来、その大きなメリットの一つは「柔軟性」にあった。

単純に言えば、「様々な仕事をやらせることができる(配置転換)。どこに行かせても良い(転勤)、残業を命じても良い(時間外労働)」の3つだ。

あるいはこれらを実現する「会社への忠誠心」と言っても良い。

新卒採用を行う理由を「自社のカルチャーに染めやすい」と言う方もいる。

 

しかし、その代償として企業は「雇用保障」をしなければならない。

実質的には、正社員は「成果」が出なくても許され、能力不足での解雇も非常にハードルが高い。