非論理的な業界慣習として何となく維持されてきた「常識」を全部ぶち破る事で成長してきた企業APA

APAは日本のホテル業界にとって完全にルールブレイカーとして参入してきた業者で、彼らが圧倒的競争力をもって成長したことで、伝統業者全体がそれに追随することになりました。今では当たり前になったホテル業界の変動客室価格は、長らく日本の業界内で否定されていたものをAPAが業界にブッ込んだもの

伝統的には日本の宿泊業の客室価格はせいぜい平日料金と週末料金に別れている程度で、閑散期の露骨な低価格戦略や繁忙期の高値戦略は「下品」かつ、周辺の同業者を攻撃する行為として日本のホテル業界内では長らく禁忌とされてきました。その業界慣習をモノともせず、業界にブッ込みをかけたのがAPA。

APAは、あの珍妙な社長のキャラクターのイメージで非合理的な企業だって思われがちですが、企業としては冷徹までに合理的だし、寧ろ非論理的な業界慣習として何となく維持されてきた「常識」を全部ぶち破る事で成長してきた企業です。