投資について


  • Berkshireが所有する株式のうち、年末時点で評価額が高かった15銘柄である。
  • 325,442,152株あるKraft Heinz Holdingは、共同出資で所有しているためここには載せていないが、Berkshireの貸借対照表にはGAAP基準で138億ドルとして計上してある。ただし、年末時点の評価額は105億ドルしかなかったことを述べておく。
  • チャーリーと私は、上記の2,480億ドルを株式市場での賭け金コレクションだとは思っていない。ウォールストリートが格下げしたから、ガイダンスを下回ったから、「今日の話題」にのぼったから等の理由で終わらせる情事ではないわけだ。
  • これらは我々が部分的に所有する企業であり、加重ベースで運営に必要とされる純有形資産の20%以上のリターンを得ている企業である。また、これらは過剰な負債なしで利益を得られる企業でもある。
  • このレベルのリターンを生み出せる、大型で、確立していて、わかりやすい事業を行っている企業というのはどのような状況下でも卓越しており、30年物の長期国債などに比べると驚くようなリターンを出すことができる。
  • 金利については、チャーリーも私も守備範囲でないのでまったくわからないが、我々の(偏見的かもしれない)見解で言うと、このトピックについて語る識者が示しているのは、未来の展望というよりこのトピックについて語りたい自分なだけなのではないか。
  • 我々が言えることは、現状の金利レベルが今後数十年に渡って続き、法人税も現状の低いレベルが続くのであれば、株式が長期的には長期国債などよりよっぽど良いリターンを生むだろうということである。ただし、いつなんどき株式市場に何かあるかはわからず、まれに半分またはそれ以上株価が下落することもあるので注意が必要である。