世の中の歪みをうまくつくのが黄金の羽根の拾い方

「住宅ローンを借りられる」というのは誰にでもできることではなく、収入が安定している職に就いている人の権利なのです。 サラリーマンは橘先生のおっしゃる通り税社会保険の観点から収奪対象ですが、住宅は違う。

世の中には高収入でも住宅ローンを借りられない人、あえて買わない人はたくさんいるのです。 サラリーマンが超低利で借り入れを起こして、半自宅投資として残債価値の目減りが少ない物件を買うのは、黄金の羽を拾うひとつのチケットです。


橘玲先生は名著「黄金の羽根の拾い方」で自分株式会社を提唱されていて、サラリーマン家庭だった私にはその発想が衝撃的でした。 賃貸家賃を自分会社で払えば税引前ですから、たしかに賃貸の方が合理的です。しかし、サラリーマン世帯だと税社会保険料支払い後の家賃となり不合理です。

住宅ローンは不思議な商品で、従業員は借りられるのに経営者は断られる…そんな歪みがあります。超低金利での融資、住宅ローン減税、新築なら固定資産税の減免など、賃貸に比べて有利です。 世の中の歪みをうまくつくのが黄金の羽根の拾い方なら、東京のサラリーマン世帯は家を買った方が良い。