マイスリーは、「MY SLEEP(私の睡眠)」のPをとって、マイスリー

マイスリーは、「MY SLEEP(私の睡眠)」のPをとって、マイスリーと命名。
レンドルミンは、フランス語で眠りにつくことを意味する「l’endormir」に由来します。

入眠障害・・・寝つきが悪く、眠るまでに時間がかかる
中途覚醒・・・途中で目が覚めてしまい、眠れなくなる
早朝覚醒・・・朝早くに目が覚めてしまう
熟眠障害・・・眠りが浅く、熟睡した感じが得られない

多くの睡眠剤が販売されていますが、代表的な睡眠剤として、「ベンゾジアゼピン系薬」と「非ベンゾジアゼピン系薬」とよばれるタイプの睡眠剤があります。

■代表的なベンゾジアゼピン系薬
・超短時間型・・・ハルシオン
・短時間型・・・レンドルミン、リスミーなど
・中時間型・・・ロヒプノール、サイレース、ベンザリン、ユーロジンなど
・長時間型・・・ドラール、ダルメートなど
■代表的な非ベンゾジアゼピン系薬
・超短時間型・・・マイスリー、アモバン、ルネスタなど

レンドルミンの成分は、「ブロチゾラム」です。
レンドルミンは、ベンゾジアゼピン系薬の短時間型タイプに分類される睡眠剤です。
健康な成人の場合、催眠作用は15〜30分で発現し、約1〜1.5時間で最高血中濃度に達し、7〜8時間(半減期)で効果が消失していきます。一般的に作用時間が長いと、翌朝起きたときに、ぼーっとしたり、眠気や不快感を感じることがあります。

レンドルミンは、短時間型タイプで、寝つきが悪くて眠れない入眠障害の方に用いられます。又、持続時間が若干長いことから、夜中に目が覚めてしまうような中途覚醒の方や眠りが浅い熟眠障害の方などにも用いられることがあります。

一般的には、1回0.25mgを就寝前に服用します。
年齢や症状に応じて適宜増減されます。

マイスリーの成分は、「ゾルピデム酒石酸塩」です。

マイスリーは、非ベンゾジアゼピン系薬の超短時間型タイプに分類される睡眠剤です。
健康な成人の場合、催眠作用は15〜30分で発現し、約0.7〜0.9時間で最高血中濃度に達し、1.78〜2.3時間(半減期)で効果が消失していきます。

マイスリーは、レンドルミンと比較すると、より短時間で作用します。一般的には、寝つきが悪くて眠れない入眠障害の方に用いられます。お薬の効果の消失が早いため、翌朝にボーとするなど眠気を持ちこすことが少ないお薬です。

また、一般的にベンゾジアゼピン系薬は、催眠作用の他に、抗不安作用や筋弛緩作用、抗けいれん作用なども持ち合わせています。しかし、マイスリーなどの非ベンゾジアゼピン系薬は、ベンゾジアゼピン受容体のより眠りに関連が強い部位に選択的に作用するため、催眠作用が最も強く、その他の作用は弱くなっています。転倒などのリスクがあるご高齢の方に対して処方されることが多いです。

一般的には、1回5〜10mgを就寝直前に服用します。高齢者の場合は、1回5mgから投与を開始します。上限は、1日10mgで。