東芝機械の買収防衛策が悪しき先例となる

公開買付期間を延長したことにより、株主の皆様はTOB価格3,456円が期末配当分(42.5円予想)引き上げられたのと同じ経済効果を得ることができます。我々にとっては損失が発生することになりますが、株主の皆様の意思を確認する手続を着実に行うことが何よりも重要と考えたのでこの判断に至りました。

東芝機械の買収防衛策が悪しき先例となることにより、我が国の資本市場が世界標準から乖離したものになってしまうことを危惧しています。我々にとって負けられない戦いであり、日本の資本市場の未来のためにも、圧倒的な勝利を収めなければなりません。皆様のお力が必要です。

海外のヘッジファンドの多くからは「今回の買収防衛策が導入されたら驚き。東芝機械うんぬんではなく、日本株への見方をネガティブに変えざるを得ない」(シンガポールのヘッジファンド幹部)という声も多く上がる。

本日株主の皆様に届いた東芝機械のお手紙にも記載がありましたが、東芝機械の株主総会の議決権行使率、高くないです。昨年の定時総会では71.5%しか行使されていません。3月27日の株主総会では、一般株主の皆様に議決権を行使していただき、買収防衛策に反対していただくことがとても重要です!