僕は儲けるために働いてる訳だが、ファンドが儲ける為には、投資先が継続的に利益成長する事が最大のレバーであり、その為には投資先のプロダクトの付加価値を上げ、顧客を増やし、それに対応する雇用を創出しないといけない訳です。それ無くして継続的に利益は増えていかない。
たまに小さいながら産業の再編に携わる事もある。再編と言うとリストラと寡占による利益改善をイメージされるし、それは間違って無いのだが、その利益を投資に回した会社は、プロダクトの付加価値が増し、需要を創出して、新たな雇用を生み出していく。
一方、ギリギリまでレバレッジ付けて、CFを借金返済に回せるだけ回してエクイティリターンを極大化する投資スタイルも有る。ただ、これだと上手く行った時のリターンは高いが、事業は過少投資になりがち。最近僕は、ギリギリまではレバレッジ付けず、投資を積極的に行ってくスタイルに転じている。
この投資スタイルに転じたのは、テックの浸透、BtoBマーケティングの標準化、EC化率の上昇によって、かつてと比べると思ってもみない速度で成長する企業が出て来て、不確実性が増しているから。不確実性に対処するには、自分自身が投資して進化するのが一番。