ドラフト制度

ドラフト制度というのはね、いわば「プロ野球」という会社に入りたい人のためのもので、職業選択というものに自由はあります。

選手が希望する球団に入れるかどうかは、会社の営業部や人事部、という部署みたいな考え方ということで。

希望する球団にすぐ入れるかどうかは、ちょっと無理な気がします。

今のFA制度では7年でしたかね。それだけの間、頑張ってきた人たちに対しては、FA権というものをもう少し、本当の意味でのFAという形にしたい。

選手たちに「踏み絵」はさせない。FA権を獲得した時点で君たちはFAだ、と。それから、球団同士での権利を主張することもあってはならないことで、人的補償というのはおかしくないだろうか。金銭補償ならまだ話はわかりますが、FA選手っていうのは自由なんだから。

FA権を行使した選手個人とうちのチームにぜひ来てほしい」と手を挙げた球団が話し合って決めることです。それなら何もおかしくない話でしょう?

未練がましいでしょう? 踏み絵」なんかさせないでね、竹を割ったようなシステムにできないものか。ただでさえドラフトという縛りがあってプロ野球界に入ってきているわけだから。ドラフトで獲得したチームが勝ち、みたいなこともおかしな話です。

くじで人生が決まることは、自分が選手だったら正直言ってキツイです。アメリカがドラフト制度を続ける限りは、きっと日本でも続くと思うんでしょうけど、FAについては、よく言ってくださったと思って。