かんぽ生命の不正な乗り換え契約問題

【懺悔】以前郵便局の保険の外交をしていた者です。今回のかんぽ生命の不正な乗り換え契約問題について、程度の差はあれ、ほぼ全外交員が手を染めています。あらたに契約させてから6ヶ月間、2重払いさせるのは6ヶ月以内に解約されれば乗り換え契約になり手当が支給されないからです。

旧契約やり直した方がいい→新契約→旧契約も6ヶ月後にしか解約できません→2重に払わす→6ヶ月後解約(窓口に行かせる)→解約金で前納させる手口

別パターンとして、解約させる→保険枠をゼロにする→すぐに契約せず6ヶ月待つ手口もありますが、待つ間に病気になれば加入できません。

この2点が問題

ノルマに追われてという事もありますが、どうせ悪事(少なからず思ってる)に手を染めるなら手当が支給される方がいいという考えでした。顧客の事は全く無視してました。

手当は1000万契約取れば3〜4万貰えます。優秀な人は手当だけで年1000万円以上貰ってました。昔は最下層でも500万とかざらでした。

営業の課長代理も営業ノルマがありましたし、課長も見て見ぬ振りしてました。組織的に不正を見逃していました。

そもそも昔からの公務員気質で仕事に誇りややりがいを持ってる人など皆無で、とにかくいかに楽して手当を多く貰うかという方に向いていました。

私は郵便局を信頼してお金を預けてくれたお年寄りを騙して金儲けをしていたと思います。そして悪事はいつか暴かれると思っていました。過去に騙された方にはお金は帰らないと思いますが、せめて現在の方にはお金を返して謝るべきだと思います。そして社員にはなんらかの罰を与えて、一からやり直し。

健全な会社に戻って欲しいと思います。それが出来ないなら、保険事業を解体すべきだと思います。保険契約の6割は不正な契約だと思います。何も保険だけではありません。

郵貯が投資信託でお年寄りを騙して大損させた件もあります。郵便局の存在価値ってもはやないのかもしれません。

事が大きく問題になり、昔の事とはいえ罪悪感の毎日です。郵便局OBを含め、全職員が同じ気持ちでいる事だと信じたいです。本当にごめんなさい。