既得権を守るためには、ひとはなんだってする

グローバル化によってひとびとの価値観はますます似てきているのだから、「うまくいっている国の制度(グローバルスタンダード)をそのまま採り入れればいい」というのは筋が通っていると思うのですが、こういうことをいうと、右からも左からも「グローバリスト」と罵倒されるんですよね。

「正規/非正規は身分差別差からやめよう」との批判に、労働組合が「日本人には日本人の働き方がある」といって「同一価値労働同一賃金」を主張したのはこの典型です。これでは排外主義者(ネトウヨ)となにも変わりません。

「正社員と非正規では労働の価値(すなわち人間としての価値)がちがう」というのはとてつもなくグロテクな主張ですが、リベラルを自称する知識人でこれを批判したひとはいません。既得権を守るためには、ひとはなんだってするということがよくわかる事例です。

ちなみに私は、夫婦別姓、同性婚に賛成で、日本にしかない戸籍制度は廃止し、(軍隊みたいな)新卒一括採用や定年制は年齢差別で違法とし、正規/非正規の身分差別はもちろん、本社採用/現地採用などという国籍差別もただちにやめるべきだと思っています。これらはすべてグローバルスタンダードです。