サービス終了が発表されたエラーゲームリセットについて


今回は10月30日にサービス終了が発表されたエラーゲームリセットについてです。 

これ、今年の4月25日にリリースされたんですね。 あまりに殺臭が早すぎるでしょうと。 終わるのは当然の売り上げでしたが、想像よりも早かったです。 

このゲームはセガが悪の組織で世界の支配者として君臨していたり、 クリエイティブディレクターにニーアシリーズとしてヨコヲタロウ氏。 キャラクターデザインをヘブンバーンズレッドやアトリエシリーズなんかで活躍の ユーゲン氏が担当ということで、いろいろと話題になったゲームでした。 

そんなゲームがサービス終了するということなんですが、 半年前の話ですから、復習っぽい動画にしつつ、 リリース当初の予想がどうだったとか、半年の売上を見た新しい気づきとか、 そういうのを足していくお話になります。 さすがに半年前の動画の内容、僕も忘れていたので、皆さんも忘れていると思います。 そういえばそうだったなという気持ちでね、聞いていただければと思います。 それでは行ってみましょう。 



タイトルはエラーゲームリセット。

サービス開始は2023年4月25日で、終了が10月30日に発表されて、2024年1月5日にサービス終了予定ということで、8ヶ月ちょいくらいですかね。かなり早いサービス終了です。 

闇落ちした少女を救うシューティングライクRPG。ライクなんで見た目がシューティング風なRPGです。今振り返るとこのシューティング風の塩梅はうまいことやってましたね。 

開発運営はSEGAで、プラットフォームが前回動画出したリリース当初はスマホだけだったんですが、その後DMMのPC版が出てます。

2023年7月7日から事前登録開始、7月21日より配信開始と。

特徴はクリエイティブディレクターにドラッグオブドラグーンシリーズ、ニーアシリーズのディレクターでヨコオタロウ氏、キャラデザにヘブバンのゆーげん氏、そして開発プロデューサーがSEGAという豪華なプロデューサーでキャッチフレーズがSEGAを殺せ。 

悪の組織SEGAが支配する世界という断新な世界観ですね。方向性はざっくり言うと、昔人気だったSEGAのゲームIPをヨコオタロウさんのディレクションを通してリブランディングすれば若い人に売れるんじゃないかと。こんな感じのことは書いていましたね。 ゲームを美少女に擬人化しているのですが、SEGAなのでプヨプヨとかバーチャルファイターなど意外な有名どころが美少女化されていますし、コラボとしてSEGA以外のゲームIPも多数登場します。バンナムからメビウス、格闘からストリートファイター、SNKの餓狼伝説などなど。 これらはBNE世界とタイトー世界が分かれていて、世界争奪戦をしています。世界観の覇権を懸けた構想。設定は本当にバカゲーっぽく、盛り盛りでしたね。


では、システムの軽いおさえをしましょう。 詳しいことが知りたい方は、あくまでリリース当初のものですが、前回の動画を見ていただければと思います。 アドベンチャーは今振り返れば、そこそこ手抜きでゴリ押しはなかったです。 その代わり、3Dモデルが非常によくできていました。 バトルはシューティングライクのRPGで、シューティングすることを自動で自分が頑張って避けるゲームです。 完全に完璧に避け切ることは不可能なので、ある程度被弾しつつ頑張って倒します。 似ているもので言うと、アクション系のゲームに近いですよね。 完全に技術では勝てないけど、オートに任せるとすごく弱いみたいな。 あくまでガチャゲームですからね。技術的要素が高すぎるとバランス的に大変なんですよね。 上手い人は無課金でクリアできちゃうだと、課金してるのに無課金で満足できないって意味ないじゃないですか。 というわけで、見た目シューティングだけど、中身はいつものプリコネRPGみたいな。 RPG要素で強化しないと、いくら頑張って避けても、相手のダメージが痛すぎて負けるバランスになってます。 

ガチャ確率は星3に天井200連仕様です。 ガチャ&天井使用ですが、相場3パワーのところを2パワーにしてるのは運営側の不安を感じますね。 ちょっと狭めのコアユーザーから強めに取ろうというスタンスですね。

セルランから見ていきましょう。 めちゃくちゃ低いです。 10年目のドラゴンクエストモンスターズスーパーライクより低いです。 初動の売り上げを振り返ってみたんですけども、セルランが110位とかも割れてましたね。 その時の僕は、この売り上げを3ヶ月ほど維持できればなんとかなると思いますが、 大抵そうならないので、3ヶ月目くらいから赤字垂れ流しモードに入る確率が98.5%くらいありますっていう。 この人、妥当なことしか言ってなくてつまんないですね。 見たまま思ったままを伝えているだけっていうか、そうだよねーとしか言わないですね。 振り返ってみると僕の予想は実は外れてて、1ヶ月目2億、2ヶ月目1億、3ヶ月目から1億割るみたいなイメージで見てたんですよね。 しかし実際の売り上げはこうで、5月は多分1億超えてるんですけど、6月でもう割ってますねこれ。 99%、6月前の月1億いってないです。 なので2ヶ月目で赤字垂れ流し祭り開催しましたね。 予想以上に売れてなかったです。 

リリース前から早々に諦めてたかって言うと難しいですね。 今思い返すとプロモーションはできるだけお金かけずに頑張ってたような気もするし、 よく見るとホロライブとかにじさんじゲーマーズに案件出してないような気もするし、 でも何もやってないわけじゃないんですよね。 5月にも都内の大型ビジョンとか駅構内の広告は出してましたね。 見た感じ8月もウェブ広告打ちまくってます。 7月にDMM版出すためだと思います。 だからよくよく見ると8月の売り上げが微増してますよね。 増えた分以上の広告費がかかってそうですけど。 この辺はリリース前に決まってることを全部やっただけっていう気はしてますけどね。 この半年でのサービス終了発表もリリース前に予定してたものを出しただけです。

おそらくセガの想像を、そして僕の想像を超えてきたんですよね。売れてなさが。 売れないとは思ったんですけど、こんな売れないとは思わなかったというか、 サービス終了間違いないと思ったけど、まさか1年やらないと思ってなかったです。 売れないながらも10ヶ月くらい続けてサービス終了発表して1年で閉じるくらいだと思ったんですよね。 セガは1年続けると思ったんですよ。 しかも今回いろんな会社のタイトル入ってるじゃないですか。 守るべきブランドとか会社の看板ってあるでしょう。 だから義務的に1年やると思ったんですよね。 半年で終わったサクラ革命は例外で、あれはセガと某社がとある理由で揉めたからであって。 比較するべきはシンクロニクルですよ。 あれもどうしようもなく売れてなかったんですけど、それ見るとね。 本当に似たような感じの。 でも1年以上続けたじゃないですか。 てっきりあれくらい続けるんだろうと思ったんですよね。 シンクロが意地であったから。 セガ的にこれくらい続けるっていうのは、自社のブランド的にもっていうところがあって、 しかも今回他社も入ってきてるから、思ったんですけど早かったですね。

3Dモデルのクオリティは国産のゲームで考えるとかなり高いと思いました。 なので、PVとかも作りやすかったと思います。 が、ユーザーを満足に獲得できていなかったり、課金してもらえなかったりしていたと。 なので、その段階でどこかに問題があったわけですね。 その辺の話をすると、正直サービス終了が早すぎて、前回伝えた点がほぼ修正されていないので、さらにはなるんですけど、 一番のゲームのクオリティは3Dモデルのクオリティ。 ストーリーはバカゲー風味で、アドベンチャーはボイスないし、キャラはたいして動かないし。 話自体はね、僕は結構好きなんですけど、まあ売れはしないだろうな。 で、3Dモデルを自分の部屋で眺めたりするのがメインコンテンツなんですね。 みんな好きじゃないですか、そういうの。 微少女をボーッと眺めるみたいな。 売れそうな気配しますよね。 ですし、今、キャラクターがないとガチャ回らないですよね。 しかもそうです。 だからここにいってみると、 3Dモデルを自分の部屋で眺めたりするのがメインコンテンツなわけですね。 すごく納得なんですけど、 なぜかこのゲーム、ガチャで引いたキャラが戦闘で活躍できないっていう。 厳密に言うと違うんですけど、 まずこのゲームは5キャラ編成なんですけど、 戦闘のキャラから順番で戦うんです。 そのキャラが落ちたら、次のキャラが登場しますと。 で、ベンチにいるキャラはキューブ状態になって、 3Dモデルが出てきません。 で、スキルのゲージが溜まったら発動して、スキルだけ使える。 で、ここで問題なのが、 編成画面で順番を自由に変えられないんですよ。