【TOB】オープンハウスが狙う三栄建築設計買収の真相 市場シェア拡大・ブランド多様化・海外事業強化の裏に隠された思惑と課題


分譲住宅大手の三栄建築設計が暴力団との関係で破綻の危機に陥っている。その救世主として現れたのが、同業のオープンハウスだ。オープンハウスは、三栄建築設計を買収すると発表し、経営再建に乗り出すとしている。しかし、この買収劇には、どのような思惑が隠されているのだろうか?

三栄建築設計は、新築の戸建て住宅を主力とする東証プライム上場企業である。分譲住宅のブランドとして「メルディアの家」を展開し、プロジェクトチームによる世界にたった一つの家づくりを行ってきた。また、海外事業としてロサンゼルスで分譲住宅事業を本格始動させ、現地のニーズに合わせたデザイン性の高い住宅を提供している。さらに、木造4階建ての賃貸住宅も手がけており、東京都足立区でプロジェクトを進めている。

しかし、この会社は、創業者の元社長が暴力団組長に利益供与したとして、東京都公安委員会から暴力団排除条例に基づく勧告を受けた。この問題で経営が揺れており、株価も急落した。そこに現れたのが、オープンハウスだった。

オープンハウスは、16日に三栄建築設計を買収すると発表した。公開買い付けなどで三栄建築の全株式を取得する予定で、買い付け価格は1株2025円(16日の終値は1843円)である。買収総額は約430億円にのぼる。オープンハウスは、三栄建築設計のもとで経営を立て直すとしており、「メルディアの家」などのブランドや海外事業などを引き継ぐという。

オープンハウスもまた、新築の戸建て住宅が主力の東証プライム上場企業である。分譲住宅のブランドとして「オープンハウス」を展開し、高品質な住まいづくりを行ってきた。また、賃貸住宅やマンションなども手がけており、不動産事業全般にわたって展開している。

オープンハウスは、なぜ三栄建築設計を買収することにしたのだろうか?その背景には、以下のような要因が考えられる。

- **市場シェアの拡大**:オープンハウスは、新築戸建て住宅市場でトップクラスのシェアを持っているが 、三栄建築設計も同市場で高いシェアを持っている 。両社が合わされば、市場シェアはさらに拡大し 、競争力も高まると考えられる。
- **ブランドの多様化**:オープンハウスは、自社ブランドの「オープンハウス」を中心に展開してきたが 、三栄建築設計は、「メルディアの家」や「メルディアの家プラス」など、複数のブランドを展開してきた 。オープンハウスは、三栄建築設計のブランドを引き継ぐことで 、自社ブランドとの差別化や、顧客層の拡大を図ると考えられる。
- **海外事業の強化**:オープンハウスは、海外事業にも積極的に取り組んでおり 、台湾やタイなどで分譲住宅事業を展開している 。三栄建築設計は、ロサンゼルスで分譲住宅事業を本格始動させており 、現地で高い評価を得ている 。オープンハウスは、三栄建築設計の海外事業を引き継ぐことで 、海外市場でのシェアや知名度を高めると考えられる。

オープンハウスは、三栄建築設計を買収することで、自社の事業基盤を強化し、成長戦略を加速させると見込んでいる。しかし、この買収劇には、まだまだ不透明な部分も多い。三栄建築設計の暴力団問題はどうなるのか?オープンハウスと三栄建築設計の社風や経営方針は合うのか?買収後の統合や再編は円滑に進むのか?これらの課題にどう対処していくかが、オープンハウスの今後の成否を左右するだろう。


さすがGS。


オープンハウス→三栄建築設計買収のスケジュール、スピード感すごいねw

6/20 暴力団排除条例の勧告
6/24 三栄建築設計創業者からTOB打診
7/7 基本合意書の締結
8/2 TOB価格交渉
8/15 第三者委員会調査報告書公表
8/16 TOB発表

株ブログ巡回しているが「三栄建築設計予想通り来たねーこれは儲かった」と書いている人がいて、タイムラインの反応をみてもそこそこ噂になっていた話だったんですね。株価の動きをみてなんで上がってるんだ? 

って思っていたけど得心しました株価はたいてい正しい……

銀行がお金を引き上げるってニュースありましたよね、たしかにTOBこない確率が10%でもあったら期待値あるかは微妙な気がします。

しかしこういうイベントドリブンやる人は独特のノウハウがありますね(今回当てたブログの人もTOB狙いばっかりやってる人です)


三栄建築設計のメインバンクは三井住友銀行。オープンハウスもSMBC。ちなみに傘下に収めたプレサンスコーポレーションもSMBC。


日時の一致から見るに三栄建築設計の件らしい

三栄建築設計は住吉会系暴力団の幸平一家に金を払って居たんだネ

5月30日時点では当社は感知しないと述べて居たが東京都公安委員会から社名を公開されてとうとう観念した往生際が悪い会社だ