7gogoはなぜ消えた?


株式会社7gogoは、2013年6月にサイバーエージェントと堀江貴文氏が出資する株式会社SNSが共同で設立したインターネットサービス企業です。主な事業は、スマートフォン向けのトークアプリ「755」の運営でした。

「755」は、堀江氏が収監されていた長野刑務所での囚人番号に由来する名称で、著名人や芸能人がトークを展開し、一般ユーザーがコメントを付けることができるサービスでした。2014年2月にサービスを開始し、テレビCMなどの宣伝効果もあり、2015年初頭には累計ダウンロード数が250万を超える人気アプリとなりました。

しかし、その後のサービスの方向性や成長戦略について、親会社のサイバーエージェントと堀江氏の間に意見の相違が生じました。また、755のユーザー数や利用時間も頭打ちになり、収益化も難航しました。そのため、サイバーエージェントは、株式会社7gogoを吸収合併することを決めました。

2023年4月26日に合併契約を締結し、同年6月1日に合併が効力を生じました。この合併により、株式会社7gogoは解散し、その権利義務は全てサイバーエージェントに承継されました。また、「755」のサービスも終了し、サイバーエージェントが運営する「Ameba」に統合されました。


残念ながら、私はホリエモンの心の中を読むことはできませんが、彼が過去に発言したことや書いたことから、彼の考え方を推測することはできるかもしれません。

まず、ホリエモンは755について「自分の作ったものではない」と明言しています。彼は755のアイデアを出しただけで、実際に開発や運営をしたのはサイバーエージェントや7gogoの社員たちだったからです。彼は755に対して「親子関係」ではなく「祖父孫関係」だと例えています。つまり、彼は755に対して深い愛着や責任感を持っていなかったということです。

次に、ホリエモンは755の失敗について「サイバーエージェントのせいだ」と批判しています。彼は755が成功しなかった理由として、サイバーエージェントが755を自社のメディアとして扱ってしまったことを挙げています。彼は755を「コミュニケーションツール」として位置づけていたので、サイバーエージェントが755に広告やコンテンツを押し付けることに反対していました。彼は755がLINEやFacebookのようなプラットフォームになる可能性があったと信じていました。

さらに、ホリエモンは755の失敗から「学ぶべきことはない」と主張しています。彼は755が失敗したことについて「運が悪かっただけだ」と言っています。彼は755が成功する可能性もあったと思っており、自分のアイデアや判断に間違いはなかったと考えています。彼は755の失敗を自分の負けとは認めず、むしろ自分の勝ちだと思っています。

以上のことから、ホリエモンは755失敗について以下のように考えていると推測できます。

755は自分の作ったものではなく、自分に関係ないものだ。

755はサイバーエージェントが間違った方向に導いてしまったものだ。

755は運が悪くて失敗したもので、自分に責任や反省はないものだ。

少なくともこれがホリエモンの考え方である可能性が高いと思います。

ご参考になれば幸いです。