俺のテストステロンは食事で増やせるらしい。でも、牡蠣とレバーときのこばっかり食べてたら、女の子にモテすぎて困ってるんだけど!?


男性の「男らしさ」を左右するテストステロン。この性ホルモンは、肉体や精神、性機能に大きな影響を与える。しかし、加齢とともに減少するのが宿命だ。男性更年期障害や生活習慣病のリスクを高めるテストステロンの低下を防ぐには、どうすればいいのか。

答えは食事にある。テストステロンの生成に必要な栄養素を意識的に摂取することで、体内のテストステロンを増やすことができるのだ。その栄養素とは、亜鉛、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、アリシンの6つだ。

亜鉛はテストステロンの生成に欠かせないミネラルである。亜鉛不足はテストステロンの血中濃度を大幅に下げることが実験で明らかになっている。亜鉛を豊富に含む食材としては、牡蠣や牛肉、イワシ、レバーなどが挙げられる。これらの食材を煮たり茹でたりすると、水分に溶け出してしまうので注意が必要だ。

ビタミンAは細胞分裂や免疫力に関わるビタミンである。ビタミンAが不足するとテストステロンの血中濃度が下がる可能性があると考えられている。ビタミンAを豊富に含む食材としては、レバーやバター、卵、ニンジンなどが挙げられる。ビタミンAは脂溶性ビタミンなので、油と一緒に摂取すると吸収率が上がる。

ビタミンDは体内のたんぱく質を活性化させて肉体や神経の機能を正常化させるビタミンである。ビタミンDとテストステロンの総量は比例する関係にあることが分かっている。ビタミンDを豊富に含む食材としては、きくらげやしいたけなどのきのこ類、卵、あんこうのキモなどが挙げられる。ビタミンDも脂溶性ビタミンなので、油と一緒に摂取すると吸収率が上がる。

ビタミンEは抗酸化作用や血行促進作用を持つビタミンである。ビタミンEはテストステロンの分泌を促進すると考えられている。ビタミンEを豊富に含む食材としては、アーモンドやうなぎ、オリーブ油などが挙げられる。

ビタミンKは血液凝固や骨形成に関わるビタミンである。ビタミンKはテストステロンの生成を促進すると考えられている。ビタミンKを豊富に含む食材としては、わかめや納豆、干しひじき、のりなどが挙げられる。

アリシンは玉ねぎやニンニクなどに含まれる有効成分である。アリシンは血管拡張作用や抗菌作用を持つ。アリシンはテストステロンの分泌量を増加させると考えられている。

これらの栄養素をバランスよく摂取することで、テストステロンの減少を防ぎ、男性らしい身体や性機能の維持に役立つのだ。また、サプリメントも効率的な栄養摂取の手段として利用できる。サプリメントを選ぶときは、上記の栄養素を含むものや、テストステロンの生成をサポートする成分(トンカットアリ、マカ、亜麻仁油など)を含むものを探してみよう。

男性の「男らしさ」を守るためには、食事が大事だ。テストステロンを増やす食事法を知って、健康で若々しい肉体・精神を維持しよう。