「代わりはいくらでもいる」で騙し騙しやって来た新常磐交通機能不全

路線バスの他、仙台や東京への高速バスを運行する、いわき市のバス会社です。 新型コロナの5類引き下げで、利用客の増加に大きな期待を寄せていましたが、採算が取れる高速バスの本数を減らすという苦渋の決断をしました。 その理由は運転手不足です。 新常磐交通の門馬 誠常務取締役は、「親の高齢化による介護の問題などを理由に、涙を流して、新常磐交通を去るという人がいた」と話します。 約150人いるバス運転手の平均年齢は57歳で、70歳以上の運転手もいるといいます。 人手が足りない中、何とかやり繰りしてきましたが、ついに限界。 市民の生活を守る路線バスを維持するため、貸し切りバスや高速バスを減便せざるを得ませんでした。 門馬常務取締役は、「(路線バスは)市民の皆さんにとって欠くことの出来ない交通手段。採算性は本当に厳しいが、路線バス事業者としての役割をしっかり果たしていきたい」と話しました。 高速バスの減便は、今のところ6月30日までの予定で、その間、経験が浅い運転手への指導に力を入れるなどして、本数を元に戻せるよう努めていくということです。


新常磐交通の勤務体系はわかりませんが、知っているバス会社のことでいうと相当な長時間不規則労働で、給与はさほど高くありません。 かつて、バス運転士にというと、公営であればすぐ年収700万円超という待遇でしたが、今公営でも外部委託がかなり増えて公営バスを運転していても民間企業の社員で年収400万円前後だったりします。 また、直採用の待遇も以前より下げられているようです。 労働の厳しさに比例した給与が出せるように企業だけでなく自治体、国も含めた取り組みをしないと、バス網そのものが成り立たなくなります。

高速バスの一部で短期間なら鉄道などで代行で対応可能で、バス会社の経営に対する影響も最小限で済むと考えます。 だがさらに悪化したら状況を想像すると恐ろしいですね。路線バスの縮小により公共交通難民なる人々が発生する可能性があると思います。負の波及効果として、2次交通不足により、自動車に転移して、鉄道離れが進み、鉄路の存続に関わると考えます。そして、貸切りバスにまで及ぶと修学旅行などに影響する恐れがあります。

今の労働基準や待遇で若者がやるわけない・・・ 13日連勤や16時間拘束、月270時間拘束に年間休日30日でも労働基準違反では無い現実・・・これに無料奉仕の洗車清掃を含めたら月に300時間軽く超える。 これで年収400万どころか300万やっと超えるぐらい・・・ 今すぐ労働基準と待遇を見ないさない限り何をしても無駄だと思う。

トラックもバスも運転手に700〜800年収払って成り立つようなビジネスモデルに転換しないと400あるかないかの給料じゃ誰もやらないですよ 一旦崩壊してからの方が値上げ含めて構造変えやすいのであればそれも良いと思いますが

規制緩和以降、所詮はブルーカラーと足元を見た待遇が罷り通ってきた結果。 給料を上げろ、休みを増やせ、そして何よりも理不尽な労務管理を解消しろ。 「代わりはいくらでもいる」で騙し騙しやって来れた時代はもう終わったのだよ。