個性を発揮できるほどAIを使いこなせるユーザーが(まだ)わずかしか存在しない。

【誤】
AIの生成した画像は個性がない。

【正】
個性を発揮できるほどAIを使いこなせるユーザーが(まだ)わずかしか存在しない。

ツールの面では、「パッと見は綺麗な画像」を生成する技術が蓄積されている。けれど、そういうツールを活かせるかどうかは、ツールの性能とは別問題。

フェラーリに乗るだけで誰もがシューマッハになれるわけではない、みたいな話をしています。

もともと絵心のある人、とくにキャリアの長い人ほど、画像生成AIで最強になれる……って話は、何度でも繰り返したいですね。

「自分のLoRAを作れる」「的確なレタッチができる」みたいな表面的な話だけでなく、「何を描きたいか、どのように表現したいか」という基礎体力の部分から違う。

AIも人間も「過去に学習したデータに基づいて出力する」という点は同じ。

だけど、人間は学習データだけでなく、感情や経験、「誰かに伝えたい」という願望を含めて出力を行う。

ところがAIは(今のところ)感情や経験、願望を持つことができない。

だから、AIだけでは人間には敵わない。