AppBankがここまで複雑な展開になるとは想定していなかったので、ある意味学びにはなったかな。



というかスキームが複雑過ぎてよく分からない。度重なる第三者割当で稀薄化しまくってるし。監査法人も逃げたし。

加えて証券会社が筆頭株主名簿に記載されているということは、証券会社を通じて信用取引で買い集めているという意味なのか?なぜ信用取引なのか?筆頭株主名簿に記載されるのを避けているのか?

今回の稀薄化で村井さんの持ち株比率も激減するんで資本的にも不利だし、最近の経営難もあるんで退陣の可能性も高い。

そこまでする理由もあるだろうし、本人もわかってるだろう。

いろいろと考えることは多い。

「公募増資」、「株主割当増資」、「第三者割当増資」は、それぞれ割当先が違います。第三者割当増資は「特定の第三者」に割り当てます。特定の第三者とは、取引先や取引金融機関、自社の役員などで、会社が指定します。公募増資や株主割当増資とは違い、特定の人物や組織に出資を依頼するので、株式市場で付けられている株価よりも安い値段※3で発行されるケースがあります。

※3 これを「有利発行」と言います。

第三者に有利な値段で株を割り当てるため、スムーズに資金調達できるメリットがあります。そのため、秘密裏に計画を進めなければいけない、M&Aの資金を集める目的で使われるケースが多いようです。第三者割当増資にはこのような利点がある反面、その資金が成長に結びつかない限り、投資家に失望されて株価が下がります。


  • 第三者割当増資の目的が「運転資金の確保」や「財務体質の改善」など、将来の成長に結びつかない
  • 第三者割当増資による株式の希薄化率が高い