サイコーのビジネスとはdeliverables(具体的成果物、達成基準)の無いビジネス

サイコーのビジネスとはdeliverables(具体的成果物、達成基準)の無いビジネス

deliverablesとは、つまり「責任!」ということです。ビジネスは、この「責任!」という問題で苦しみ抜き、落伍してゆく。

「売上高」ひとつ例にとっても「それはもう売上高として計上していいの?」という単純な問題で、アカウンティングのコミュニティはもう何十年もああでもない、こうでもないと論争を繰り返し、会計基準を改変し、いまだに試行錯誤を繰り返している。

しかし…「責任!」は契約のscope of workを工夫することで、いままでとは違う風に再定義できる。 deliverablesの問題とは、obligationsの問題であり、それを自分が不利な立場に追い込まれないようにpro-activeに定義してゆくのがビジネス・マネージャーの仕事なんじゃ!

deliverablesの無いビジネスの一例は「accessを売るビジネス」です。 たとえば皆、キッシンジャー・アソシエーツという会社、知ってるかな? ま、知らんやろうな(笑) あれは、究極的には、ヘンリー・キッシンジャーその人へアクセスするぼんやりとした(笑)権利を売る仕事だ。

成果物や達成基準でサービスを規定しなければいけないようなビジネスはコモディティ・ビジネス。まだまだブランド力が足らんのや!

目からウロコ。ビジネスの最高峰はdeliverables(具体的成果物、達成基準)の無いこと...!やっぱ在庫を抱えないビジネスモデルがいいよなあとは思っていたけど、成果物すらも無くていいなんて、、。この視点は知らなかったです。