はっしゃん式理論株価

はっしゃん式理論株価


理論株価=(資産価値+事業価値)×リスク評価率


資産価値=BPS×割引率


事業価値=EPS×ROA×150×財務レバレッジ補正


「会社によって妥当なPERの水準は異なりますよね。PER20倍だった会社が、成長性の高まりによりPER30倍でも許容されるようになることもある。つまり、『成長性が高まるほど、妥当なPERも高まる』という法則があるのではないかと考えました。そこで行き着いたのが、PERやPBRなどをもとにした『理論株価』です」


「試行錯誤を繰り返し、最終的には会社の価値を『事業価値』と『資産価値』に分けて、それぞれPERとPBR、それに稼ぎの効率性を示すROEを使って計算する方法に落ち着きました」


「平均の2倍の効率で稼ぐROE20%の会社のPERは、平均の2倍、つまり30倍でも許容される、といのうがざっくりとした考え方です。急成長中の会社の多くが、この考え方に当てはまるんです」


「理論株価が上がるとともに株価も上がっていく銘柄もあれば、そうならない銘柄もあります。最新の数字だけでは連動性がわからない。そのため、過去の数字も入力して連動性を見られるようにしたんです。業績とともに理論株価も上昇するような銘柄が取引対象になりますね」


「株価が10倍になるような銘柄は、業績がよくなるとともに理論株価も右肩上がりになっていきます。下の図表は私が作成した理論株価チャートですが、オレンジ色の線が理論株価です。理論株価が右肩上がりの間は売る理由がないので、安心して持っていられます」


「ペッパーフードサービスの場合は、理論株価や月次が先に下落したので、実際の株価が大きく値下がりする前に売却することができました。ペッパーフードサービスは典型的な『成長倒れ株』になってしまいましたね」