ロスジェネ就職氷河期体験記

ロスジェネの就職氷河期の記事を見て、俺が実際に体験して思い出したのは、とある企業の100人規模の説明会で着席後に「暑い方はどうぞ上着を脱いでもらって結構です。」と案内があり、1/3くらいの人が脱いだんだが「今、上着を脱いだ方はお帰り下さい」と。

「そのようや礼儀をわきまえない方は必要ありませんので、お帰り下さい。」だそうで。さすがにその当時でも、酷いなとは思ったけど、こんなレベルの話は当時はごまんとあったのだ。買い手市場とはこういうことだろう。

なんか急にバズってきたなあ。当時就活で嫌な思いした人は相当いるんだろうな。当時は、第二新卒という概念もまだなかったし、非正規雇用すらあまりない時代でしたから、就活で負けると即負け組みたいな時代でしたからね。まだね。でもって超氷河期ですからね。。。

就活の部分がフォーカスされていますが、元々はこの世代はがんばっても就職できず非正規で働きつづけ社会から見捨てられてしまったと感じている人が多く、実際に日本の社会構造にまで影響を与えているというのが記事のポイントでした。国や企業は今の状況を見越して当時なんとかできなかったのかと。

採用ができないのは致し方ないにしても、理不尽に若者の自信を奪い去るようなことをしていた企業にも責任はあると思いますね。でも、当時はそれは珍しいことではなかった。だから、時代だと言ってしまえばそれまでになってしまいますが。。。

本当に言いたいことは、一企業の対応を責めたいのではなくて、今の日本の状況は、その世代を冷遇することを黙認した社会によって作られたということなんですよね。特定の世代の就職がそんな大ごとなのか?って思う人は調べてみたらいい。とても大ごとで人ごとではないんですよ。ということなんです。

ちなみに私個人としては、その当時としては就職活動は苦労しなかった方だと思うし、入った会社も自らの意志でやめているので、恨み節は一切ないです。ただ、周りの状況を見た時に、これは由々しき問題だと。全てはあの時から繋がっているんだな。と思ったわけでして。