グロース株の正しい買い方

ところで「グロース株は売買頻度が多い…」って、ちょっと理解が間違ってません? グロース株は良い決算を出し続ける限り、ぜんぜん売買しなくていいんです。「One decision stocks」と言われるゆえんは、そのへんにあります。

グロース株の正しい買い方を書いておきますね。
1.まずその会社が良い決算を出したことを見届けてください。
2.株価が跳ねた後で、高値になったその時点から、買い始めること。
3.その会社が良い決算を出し続ける限り抱き続けること。
4.悪い決算が出たところで、ゲームオーバー。

ものすごく多くの投資家が、同じ間違えをするのですが、グロース株は「押し目」を買うのではなく、「新値」など、株価が上に行っているときに買ってください。

これ鉄則。

僕はバリュー投資も大、大、大、大、大好き!

ただし、今はバリュー投資が旬なときではなく、グロースの方が旬だと思います。
いまグロースの投資機会を多く紹介しているのは、たまたま相場がそういう相場だからです。

バリュー投資とかグロース投資は「投資スタイル」と言われます。投資スタイルは、ひとつの手法が勝ち始めると何年もそれが続くことが学術的にも検証されています。いまはグロースの方が勝っています。

グロース投資やるなら「くっきりとグロースらしい買い方」を、バリュー投資やるなら「くっきりとバリューらしい買い方」を心がける必要があります。

グロース投資らしい買い方とは「株価が高く、そしてさらに上昇しつつある局面で買うコト」です。決して押し目ではありません。

バリュー投資らしい買い方とは「株価が割安なときに買うコト」です。

「自分はバリュー投資家だ」とか言いながら、いつも慌てて成り行きで買い注文を入れるのはカッコ悪い。バリュー投資家なら買値には厳しく、指値くらいちゃんと切って注文を入れること。

その反面、「自分はグロース投資家だ」とか豪語しながら、場でついている値段よりずっと下に恥ずかしげもなく指値を這わすヤツも見苦しい。